アカデミー賞最多ノミネートなど、余計な情報が先に先入観としてあったためか、期待しすぎたのかもしれません。
鑑賞後は「意外と普通のドラマだな」と思いました。
ただ、出演者陣の演技は素晴らしいと思います。ジョージ・クルーニーも多くを語らず表情で微妙な心境を映し出していますし、時間軸をいじった構成も抑え目で分かりやすい。
でも、殺し屋が出てくる頃から現実離れしてきて、ジョージ・クルーニーの背景(家庭環境など)を描いているのとまったく逆方向の演出に思えてしまいました。
どなたかも書いていましたが、思い切って家庭環境を省くか、もしくは殺し屋などを省くか、などしてどちらかに重きを置いたほうがよりリアリティがあったのでは、と思いました。
余談ですが、小学四年生の姪が、ティルダ・スウィントンを見て「ナルニアの雪の女王だ」と言い当てたのには驚き。
子供って、観察眼が鋭いですね。
私は気がつかなかったのに・・・
フィクサー [DVD]
トニー・ギルロイ/シドニー・ポラック/ジョージ・クルーニー/トム・ウィルキンソン/ティルダ・スウィントン
価格: ¥3,280 (税込) DVD メーカー: 東宝 発売日: 2008/09/26 EAN: 4988104048998 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 9591位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
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主人公は一応、法律事務所に所属しているものの、その仕事内容は、大企業にとって不利な情報を隠蔽する「裏稼業」。なかなか日本ではお目にかかれない職業を、ジョージ・クルーニーが人間くささも織り込んで名演する。名うての“もみ消し屋”として知られるマイケルが、巨大農薬会社で同僚が起こしたトラブルを解決するうち、自らの命も狙われる事態に陥ってしまう。
何やら謎めいたオープニングのシーン。そこから時間が溯って、そのオープニングでのマイケルの行動の理由が明らかになる展開は、脚本家として名を上げたギルロイ監督らしい。映画全体は、人間ドラマ、社会派、サスペンスといったジャンルの間で揺れ続け、観る者を戸惑わせる面もあるが、キャストの熱演があらゆる違和感をカバーする。本作でアカデミー賞助演女優賞のティルダ・スウィントンは、農薬会社の面子をかけた悪巧みと、その陰での巨大なプレッシャーをリアルに演じるが、ラスト5分のクルーニーも賞賛に値する。正義と仕事の狭間で悩んだ主人公の決着のつけ方には、クルーニーらしい男っぷりが発揮されているのだ。(斉藤博昭)
何やら謎めいたオープニングのシーン。そこから時間が溯って、そのオープニングでのマイケルの行動の理由が明らかになる展開は、脚本家として名を上げたギルロイ監督らしい。映画全体は、人間ドラマ、社会派、サスペンスといったジャンルの間で揺れ続け、観る者を戸惑わせる面もあるが、キャストの熱演があらゆる違和感をカバーする。本作でアカデミー賞助演女優賞のティルダ・スウィントンは、農薬会社の面子をかけた悪巧みと、その陰での巨大なプレッシャーをリアルに演じるが、ラスト5分のクルーニーも賞賛に値する。正義と仕事の狭間で悩んだ主人公の決着のつけ方には、クルーニーらしい男っぷりが発揮されているのだ。(斉藤博昭)
本作は、淡々とした描写や映像で、
理想に敗れ、くたびれ切ってしまった弁護士たちの哀しみを描く作品です。
マイケル(ジョージ・クルーニー)は、NYの大手法律事務所で、
筋の悪い事件や弁護過誤の水面下での決着を担う弁護士である。
アーサー(トム・ウィルキンソン)は、マイケルと同じ事務所で、
経営権を握るパートナー弁護士として辣腕を振るってきたが、
ここ数年は農薬被害をめぐる巨額の集団訴訟に専従し、
農業ビジネスを手がける被告側の大企業を弁護し続けている。
そして、カレン(ティルダ・スウィントン。本作でオスカー獲得)は、
アーサーの弁護する大企業のインハウス・ロイヤー(企業内弁護士)である。
物語は、一見時間軸がずらされているものの、
本筋は、およそ正義に反する弁護活動に精神を害されたアーサーの奇行を機に、
その揉み消しを言い渡されたマイケルの苦悩、
他方、アーサーやマイケルの行動によってキャリアを乱されると考えたカレンが、
能面のような冷静さを装いながら次第に常軌を逸していく姿を、
とりわけマイケルが積み上げてきた一筋縄ではいかない人生と重ねながら、
淡々と浮き彫りにし、その交点で起こる事件をサスペンスフルに描いていきます。
自分の望む人生を目指してきたが、中年になってふと振り返ると、
実像はあまりにねじれてしまい、ちょっとやそっとでは軌道修正できなくなっている…。
ジョージ・クルーニーが「オーシャンズ11」さながら、
色気を振りまいて軽やかに事件をもみ消していくストーリーを期待しているなら、
決してご覧になってはいけません(笑)
やや冗長な感もあるものの、本作は、人生の苦味を描いた重厚な作品なのですから…。
理想に敗れ、くたびれ切ってしまった弁護士たちの哀しみを描く作品です。
マイケル(ジョージ・クルーニー)は、NYの大手法律事務所で、
筋の悪い事件や弁護過誤の水面下での決着を担う弁護士である。
アーサー(トム・ウィルキンソン)は、マイケルと同じ事務所で、
経営権を握るパートナー弁護士として辣腕を振るってきたが、
ここ数年は農薬被害をめぐる巨額の集団訴訟に専従し、
農業ビジネスを手がける被告側の大企業を弁護し続けている。
そして、カレン(ティルダ・スウィントン。本作でオスカー獲得)は、
アーサーの弁護する大企業のインハウス・ロイヤー(企業内弁護士)である。
物語は、一見時間軸がずらされているものの、
本筋は、およそ正義に反する弁護活動に精神を害されたアーサーの奇行を機に、
その揉み消しを言い渡されたマイケルの苦悩、
他方、アーサーやマイケルの行動によってキャリアを乱されると考えたカレンが、
能面のような冷静さを装いながら次第に常軌を逸していく姿を、
とりわけマイケルが積み上げてきた一筋縄ではいかない人生と重ねながら、
淡々と浮き彫りにし、その交点で起こる事件をサスペンスフルに描いていきます。
自分の望む人生を目指してきたが、中年になってふと振り返ると、
実像はあまりにねじれてしまい、ちょっとやそっとでは軌道修正できなくなっている…。
ジョージ・クルーニーが「オーシャンズ11」さながら、
色気を振りまいて軽やかに事件をもみ消していくストーリーを期待しているなら、
決してご覧になってはいけません(笑)
やや冗長な感もあるものの、本作は、人生の苦味を描いた重厚な作品なのですから…。
巨大企業の農薬による公害訴訟を巡るトラブル。
主人公が巻き込まれ、殺され掛かる冒頭から時間軸を巻き戻して・・・
数日前から「なぜ冒頭のシーンへと繋がったのか?」を描くという構成です。
フィクサー(もみ消し屋)という弁護士に似て非なる者(実質は差はないのかもしれない)だが・・「胡散臭い」印象。
予想通りに「きな臭い事件」に巻き込まれていくのですね。
主人公は普通のサラリーマン的な面も覗かせる。
将来の収入に不安を覚えて飲食店のオーナーとなり安定を求めようとして失敗。
多額の負債を抱えることになったり・・・・・。
妻とも離婚していて、息子の養育権も相手に握られていたり・・とか、
仕事は出来るようなのだけれど「イマイチ冴えない」。
いっそこれらの描写はオールカットしても良かったのではないかな?とも思ったり。
事件の本筋と関連のない部分の描写が度々挿入されてくるので理解し辛かったです。
ラストシーンの引き方がイマイチ。後方からタクシーが付けて来ているかのように見えたから、銃撃でも起こるのかと勘違いしました。
主人公が巻き込まれ、殺され掛かる冒頭から時間軸を巻き戻して・・・
数日前から「なぜ冒頭のシーンへと繋がったのか?」を描くという構成です。
フィクサー(もみ消し屋)という弁護士に似て非なる者(実質は差はないのかもしれない)だが・・「胡散臭い」印象。
予想通りに「きな臭い事件」に巻き込まれていくのですね。
主人公は普通のサラリーマン的な面も覗かせる。
将来の収入に不安を覚えて飲食店のオーナーとなり安定を求めようとして失敗。
多額の負債を抱えることになったり・・・・・。
妻とも離婚していて、息子の養育権も相手に握られていたり・・とか、
仕事は出来るようなのだけれど「イマイチ冴えない」。
いっそこれらの描写はオールカットしても良かったのではないかな?とも思ったり。
事件の本筋と関連のない部分の描写が度々挿入されてくるので理解し辛かったです。
ラストシーンの引き方がイマイチ。後方からタクシーが付けて来ているかのように見えたから、銃撃でも起こるのかと勘違いしました。
結構面白かったです映像がとても綺麗で緊迫感もありますし 主人公が謎の凄腕フィクサー
という所もなかなか味になっていると思います 最後もすっきりできたし私的には満足です
という所もなかなか味になっていると思います 最後もすっきりできたし私的には満足です
邦題を「フィクサー」としたのは失敗じゃないかと思う。DVDの裏パッケージにも書かれていたけど意味はこの映画では「もみ消し屋」。都合の悪い事実を消す仕事をする人間。しかしフィクサーであるマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)がもみ消す仕事を映した映画ではない。公式サイトにも「罪を消したければ、彼に頼め。」なんて書いてあるので主人公マイケル・クレイトンがもみ消しの仕事を軽やかにこなしていくさまを描いた映画なのではと想像を立てて観たけど、あまりにギャップがあって拍子抜けしてしまった。
原題は「Michael Clayton(マイケル クレイトン)」。彼に振りかかる一つの重大な事件を描いた映画です。原題のままの方がよかったのではないかと感じます。
見どころは「出演者の演技」の一言に尽きます。ジョージ・クルーニーの渋い重厚な演技もよかったし、何よりプレッシャーを背負い焦燥に駆られるビジネスウーマンを演じたティルダ・スウィントンの演技が素晴らしいと思いました。
原題は「Michael Clayton(マイケル クレイトン)」。彼に振りかかる一つの重大な事件を描いた映画です。原題のままの方がよかったのではないかと感じます。
見どころは「出演者の演技」の一言に尽きます。ジョージ・クルーニーの渋い重厚な演技もよかったし、何よりプレッシャーを背負い焦燥に駆られるビジネスウーマンを演じたティルダ・スウィントンの演技が素晴らしいと思いました。



