ネットで、明治時代の黒岩訳が復刊されている事を知って、読んでみました。私の仕事は校正なのですが、これだけ現代と違った漢字と送り仮名、カタカナとひらがなの混在する文章を、チェックした方は通常の5倍くらい神経を使ったことだろうとお察しいたします。
内容は総ルビで文字も適度に大きく、何より訳者の流麗な文章とムダを一切廃したスピード展開が心地よく、たった2日で前篇を読めてしまいました。
ジャン・ヴァルジャンが戎瓦戎≪ぢゃんばるぢゃん≫、コゼットが小雪、ファンティーヌが華子、そしてポンメルシー男爵が本田圓≪ほんだまるし≫と訳して(?)あり、笑っちゃいますが面白いです。1冊分は単行本の単価としても高いですが、仕方ないです。これだけ手間かかってますから。
噫無情(ああむじょう)〈前篇〉 (世界名作名訳シリーズ)
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