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煩悩リセット稽古帖
小池 龍之介
価格: ¥1,512 (税込)

単行本(ソフトカバー)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日: 2009/01/18
ISBN: 4887596820
おすすめ度:5
Amazon ランキング: 2030位
発送可能時期: 在庫あり。

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5仏道を生活の中に取り入れたい!
仏道をもっと知りたい、生活の中に活かしたい!そう思わせる一冊です。

「怒り」に関しては、自分が思っている以上に広義であることが具体例からよく分かります。「あの人嫌い」と思ってブログに悪評を書くことも立派な怒りになるのです。そういうことは書かないでよいことだけをとりあげればよいのです。

この煩悩を克服するためには十善戒、集中力、観察力が必要。

自分の幸せのためにも、周りの人の幸せのためにも、仕事の集中力をつけるためにも煩悩リセットの修行をしたいと思いました。

更に、末巻に「仏道」の知識が大変分かりやすく書かれております。「仏教」について簡単に外国人に説明できるでしょうか。知っているようで知らない仏教がよく分かります。そして、煩悩リセット稽古帖についても絵で説明して下さっているので大変分かりやすいです。

この書籍、作りもしっかりしていて全カラーの四コマ漫画入りでこのお値段とは嬉しいです。大切にしたい一冊でございます。
4煩悩を捨て、心のコントロールを取り戻す方法が、ここにある。
心をコントロールすること、これが仏道のスタートであり、ゴールだと言います。

心のストレスになっているものは、実は煩悩です。
中でも、まよい、怒り、欲望の3つを三毒と言って、重要です。

「迷い」は、現実から脳内の妄想に逃避しようとしてさまよう力で、
    脳内でくるくると回転しつづける妄想の回転エネルギー。
「怒り」は、不愉快な対象を排除しようとする反発力のエネルギー
「欲望」は、快感を与えてくれるものをもっと引き寄せようとする引力のエネルギー

これらに注目・排除して、無我(自分はなにものでもないことに気付く)を
得ることができれば、心をコントロールすることができるのです。

意外にも、心理学と共通点が多いことに気づかされます。

巻末のミニ仏教入門(上座仏教と大乗仏教のちがいなど)が、
コンパクトで、かつわかりやすくてよかったです。
5日常の煩悩が消える本
煩悩というのは、なにも、出世したいとか、金もうけがしたいとか、長生きしたいとかいうことばかりではなく、日常のそのへんにも転がっているもののようです。「ケーキをもう1個食べたい」(貪欲)とか、「店員の対応が悪いからブログで糾弾してやる!」(瞋恚)とか、「腹が立つことがあってケーキを食べてもおいしくない」(愚痴)とか、私たちは、ちょっとしたことで怒ったり悩んだりして、勝手に気分を不愉快にしています(上記の例は、本書をもとに私が考えたもの)。本書は、そうした日常の煩悩から解放されるための方法を、仏道の考え方に基づいて説いています。

仏道でいう煩悩には、「出世したい」などの大きなものも当然含まれるのでしょうが、かりに「出世なんて結局むなしいものですよ」と説教されても、すぐには納得できないでしょう。でも、本書は、日常の身近な煩悩を例に、それが一種の毒素であること、自分が作り出した蜃気楼に過ぎないことを説くので、「なんだか怒るのもばかばかしくなってきちゃった」と煩悩が消えてしまいます。

何しろ、例が4コマまんが形式ですから、これほど身近なものはありません。漫画家に頼んで描いてもらうのでなく、説法者たる著者自ら筆を執っているので、よけいなバイアスもかかっていません。しかも、画風が(失礼ながら)ヘタウマの極致といった親しみやすさ。ご大層な「仏教漫画」というような抵抗感もまったくなく読み進められます(著者は本書を「仏『教』」でなく「仏道」の本だとしています)。

文体も、いわゆる「脱力系」で面白い。まんがの登場人物は、〈気長に読みたまへッ〉のように、なぜか旧仮名遣い・文語体になってしまう。著者も、力説しようとするところでは、〈とんでもない嘘…ッ。〉〈記憶ごっこにすぎない…ッ。〉と、なぜか「…ッ」を使います。これは私にもうつってしまった…ッ。

ひとつ注文。解説文が短すぎてもの足りないページがあります(たとえばp.160「四聖謹」)。耳慣れない概念については、そのページで十分説明するか、他のページを参照させてほしかったと思います。
5軽く、知的に仏教を再定義する
本書は煩悩とか精進とか、
仏教の教えを4コマ漫画プラスエッセイ風の解説により説明していきます。

こういう軽くて、知的な体裁は、
最近の傾向、はやりなのでしょうか。

仏教は宗教でもあるが哲学です。
本書は更に「心理学」的な要素があると教えています。
本書を読んでみて、確かにそうだと感じました。
それは著者が仏教の教えを心理学的に再定義しているから。
今までにない視点でした。

宗教のあり方も人々の感性の変化とともに変容するんだなあとしみじみ感じさせられる一冊。
中沢新一などはどんな風に本書を評価するのか聴いてみたいです。
新しい宗教観なのかな。



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