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もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美最後の闘い (幻冬舎文庫)
山登 義明大古 滋久
価格: ¥560 (税込)

文庫
出版社: 幻冬舎
発売日: 1999/06
ISBN: 4877287434
おすすめ度:5.0
Amazon ランキング: 237614位
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津田投手を覚えている人にも、津田投手を知らない人にも
広島カープの速球投手、津田恒美選手の闘病を綴った涙無しには読めない感動のドキュメントです。
本書の内容については他の方に書き尽くされており、自分が何か余計なことを書くのも野暮に感じるくらいなのですが、津田投手を覚えている人にも、津田投手を知らない人にも、誰にでもお薦めです。とにかく読んでみてください。
チームメイトや対戦した選手、皆のコメントがまた心を打ちます。個人的には森脇選手とのエピソードが心に残りました。
サヨナラ勝ち
津田はすごかった。
広島ファンであった僕にとって津田は最高の投手であった。しかしながら期待を裏切られたことも多かった。その裏にこんな事実が隠されていたとはその当時は知る由もなかった。当時のカープといえば投手王国。ストッパーは津田恒美。新人王から、血行障害でファーム暮らしをして見事にカムバック賞に。小さな息子が背番号14をつけて始球式に立っていたことはいまだに鮮明に覚えている。あの足の挙げ方はまさに「津田」だった。是非読んでもらいたい1冊です。
「今にしてみるとあの思い出が強すぎて、思い出すと辛くなります」
 この本を一言で表すとすると、北別府の「今にしてみるとあの思い出が強すぎて、思い出すと辛くなります」に集約されると思う。

 前半は、読んでて楽しかったよ。『バッテリー』を思い出させる子供時代から高校・社会人、カープ入団からストッパーへと続く描写はサクセスストーリーで、達川だの北別府だの大野だの金石だの山崎だの今井(!)だの清川だの長冨だの山本浩二だの原だのバースだのと言った選手が出てくるだけでも読んでておもしろいんですよ。ボクが野球に興味を持ちだした’86~’87にストッパーとして全盛を誇っていたという事は知っていたけど、「津田」という名前くらいしか知らずに実像を追うまでは興味が無かったので、「そんなに凄い投手だったですか」と改めて知ったですよ。

 それがね。後半ね。前半は何だったんだと感じるほどに残酷な...まさに冒頭の北別府の言葉そのまま。それだけ。辛すぎるけど、それでも希望は捨てちゃダメだね。

津田恒美投手を取り上げたNHKスペシャルの再現
 この本は、既にレビューを書いた「最後のストライク」と同様、津田恒美投手の生涯を描いたNHKスペシャル「もう一度投げたかった-炎のストッパー、津田恒美の直球人生-」が特別放送されたことを受けて買った物である。実際に読んでみると、正しくそのNHKスペシャルそのものであった。その上、「最後のストライク」では解らなかった野球人生も綴られていて、如何にして津田恒美投手は広島東洋カープのストッパーとして伝説を残していったのか解る。
 又、(NHKスペシャルの特別放送時にゲストとして出演していた)元広島カープ捕手の達川光男さんや、かつて対戦したことがある元ジャイアンツの原辰徳さん等、多くの人の証言も書かれていたので、より津田恒美投手のことが理解できる。

 確かに、脳腫瘍で亡くなってしまったのは残念である。しかし、本当に津田恒美投手は野球を始めてから死ぬまで直球人生を貫き、広島のファンを始め、多くの人に伝説を残していったのだと思う。その生き方は、多くの人に影響を与え続けるのではないだろうか。

星10個くらい!
広島カープ以外の球団のファンであっても、往年の津田恒美を知る者なら涙なくしては読めない! 炎のストッパーが病気に苦しみ、打ちのめされ、ドン底まで落ちながら、奥様と二人三脚で乗り越えようとする様が、あまりにも壮絶でただただ言葉を失う。津田がもし病気にならなかったら、きっと大魔神・佐々木並みの伝説を残していたと思う。それだけにその急逝はあまりにも惜しく、そして悲しい。



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