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謎解きの英文法 否定
久野 すすむ高見 健一
価格: ¥1,575 (税込)

単行本(ソフトカバー)
出版社: くろしお出版
発売日: 2007/12/10
ISBN: 4874243916
おすすめ度:3.0
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否定のトリビア
以前のように仮説を明示して、適格、不適格の文の比較からそれを検証するスタイルがすこしゆるくなった。「読みにくい」という読者への配慮なのかもしれないが、否定の問題のトリビア的な内容になってしまった感がある。個人的には第1章の否定語句によって否定されるのが文全体なのか一部の語句なのかを判断することが最も大切な部分であると思うのだが、その説明は日本語訳を与えて天下り的にこれは文否定、こちらは一部分の否定と説明されるだけで事後的である。つまり英文の解釈ができなければどちらかを判断できない。否定の解釈が文全体か一部分かも少々恣意的なところがある。章の目的は二重否定の適格性を問うことだったから、解釈ができることを前提とするのは体裁としては問題ないが、学習者はその英文の解釈が判然とさせられずに困っているわけで説明として片手落ちの感が否めない。もちろん常識とか文脈が重要であることはわかるが、それ以外に判断の根拠がないのならそうであるときちんと説明してほしかった。また、anyについてフリーチョイスの意味とは異なる用法として肯定文で使われる条件を検証するため、説明の段階で「非肯定」という概念が出てくるが、これも少々恣意的な感じがするし、大部分はフリーチョイスの意味で説明可能に思えた。それ以外の部分は明快ではあるが、ややくどい。しかし否定の意味を含む語句のトリビアとしては役に立つし、勉強にはなるので、星は3。



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