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センチメンタル・サバイバル
平 安寿子
価格: ¥1,470 (税込)

単行本
出版社: マガジンハウス
発売日: 2006/01/19
ISBN: 4838716435
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 323383位
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もやもやした言葉にしにくい不安や悩みを軽くしてくれる本
24才フリーターのるかが、母の妹である龍子叔母さん宅に居候することになる。
叔母は48才独身の働き続けてきたキャリアウーマンだ。
その龍子叔母との暮らしを収めた本だが、けっこう味わえる1冊。
出雲でソバ屋を開く両親に付いて行かない替りに
叔母宅で家事を受け持つのだが、
全く他人でもないけど、母親でもない、
女としては人生の先輩にあたる叔母との暮らしは、
女の将来をサンプルとして見せてもらう感じだ。
もちろん24才のるかの現状の生活も踏まえて日々が過ぎて行くが、
専業主婦、独身、共働きといった生き方や
更年期にニートといった問題まで幅広く展開される。
恵まれてるって言われても、不足した経験がないとその言葉は心に響かない。
恵まれてしまったかもしれないが故の、漠然とした悩みや不安はあるのに
そのもやもやした心をくみ取ってもらえない。
そんな気持ちを軽くしてくれる本に感じた。
雑誌の連載を1冊の本にするのは無理がある!
それぞれの節ごとには面白い表現もあり、
最後にはそれなりの盛り上がりを見せるが、
一冊の本としては、感動や読者の感情へ
うったえてくる部分が少なく、結論もあり
きたりである。

同じ連載ものでも一冊の本にしたら感動
の一冊になる作家もいるが、これはそれ
ではなく、やはり雑誌掲載分として毎月
楽しむ作品の域を超えてないように思え
た。
快感ダイナマイトお説教!
覇気のない若者女子代表・るか24歳がみごとな無気力ぶりを発揮しつつ、
自分の方向性を見つけていく。
るかのバイト友達・民ちゃんのしっかりかげんとか、
居候させてもらっている龍子叔母さんのウルトラお説教が、作者の真骨頂。
なーんも考えてないところにビシバシと説教かましてくれて、
れをるかがゆるーくかわしてのリズムは誰もが経験した青春の思い出なんじゃなかろうか。
その一方でもうすぐ50歳になるというるかの母姉妹のやりとりに
『歳を重ねること』の楽しさが見出せる。
個人的には独身の龍子叔母さんに感情移入した。
自分の将来像?!だったらどうしよう。



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