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満員電車がなくなる日―鉄道イノベーションが日本を救う (角川SSC新書)
阿部 等
価格: ¥798 (税込)

新書
出版社: 角川SSコミュニケーションズ
発売日: 2008/02
ISBN: 4827550298
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 46012位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

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人にやさしい街作りを考えるための第一歩・・・
 東京に住んでいて、たまに大阪に出張すると朝の電車が割りとすいていることに驚くことがあります。

 鉄道の分野が着々と技術革新していることは、Suicaの普及やリニアモーターカーの開発を見ているととてもよく分かるのですが、日々の生活が豊かになるという実感までにはもう一つブレークスルーが必要と思われます。

 本書では、「満員電車をなくす」をキーワードに鉄道の大いなる可能性を考察しており、実現性はともかく大変興味深いと思いました。

 東京でLRTが走り回る日がやってくることを期待します。
通勤ストレスが家での活力を奪う。
 最終章に「満員電車が無くなれば、今まで通勤にか帰っていた労力と時間が少なくてすむ」、そして「不便な公害にも人が住めるようになって居住地域が増え、生活コストが下がる」、「コストが下がれば子供を作る余裕ももてる」という話が出てくる。
 確かにそれは一理あると思う。
 あの通勤ストレスは家での活力を奪う。それを避けようとすると、ある程度値の張る地域に住まざるを得ない。そして子供を作る経済的な余裕が無くなる。。。
 ICカードを使って、柔軟な料金設定をする、というアイデア。これは秀逸。ぜひ実現してもらいたい。
面白い発想が多いけど
満員電車をなくす、というテーマでいろいろと面白い
アイデアが載っていて面白いですね。
二階建て鉄道なんて、やろうと思えば十分できそうです。
でも安全確保は絶対なので、あまり危険度の高い改良は
「危険性」を考えると無茶なような気がしますが
「提案はユニークだが、鉄道事業者寄り」に対する回答
この本の著者です。「革命人士」様からの大事なご指摘(多くの方
も同様のご意見でしょう)に対し、私の考えをご説明し、読者の皆
さんの疑問にお答えします。満員電車をなくすための建設的な意見
交換を目指して。

「1往復400円の追加負担・・・この主張には非常に違和感」とのご
意見でした。大きな追加負担を求めるのは、着席サービスを望む人
に対してのみです。そして、着席サービスは、「跳ね上げ式座席+
ICカード」により料金収受を含めてセルフサービスとします。

「割安な通勤通学定期・・・値上げを求めるが、利用者のロイヤリ
ティーを失う」とのご意見でした。自転車屋で「この自転車は通学
に使うので8割引きですね」という人はいません。今の通学定期は
それと同じで、その分のしわ寄せが満員電車を生み出す原因の1つ
です。P123〜125に書いた通り、社会的弱者へは少ない費用負担で
のモビリティを提供すべきですが、その費用を鉄道事業者へ押付け
たのでは満員電車はなくせません。税金を投入すべきです。その際
の注意点は本をご覧下さい。

旧国鉄の赤字の原因は「物価上昇に見合った値上げができなかった
から」ではないとのご意見でした。自動車の販売価格の改定に国会
の審議を要し、常に抑制されていたとした場合を想像して下さい。
日本の自動車産業は興隆できたでしょうか。トヨタ自動車が世界に
誇れる優良企業になれたでしょうか。第2、5章に書いた通り、満
員電車をなくすことを象徴に、鉄道の利便性を大幅に向上する方策
はあり、商品価値の向上に応じた値付けが社会に受入れられれば実
現できるのです。

「鉄道事業者寄りな・・・主張には賛成できない」とのご意見でし
た。満員電車をなくすには、鉄道事業者を元気にすることが何より
です。鉄道事業者がサービス改善に向け、知恵を出し、技術開発を
進め、積極的に設備投資し、経費を増投入するようになることを望
んでいる人は多いはずです。
満員電車がなくなる日を夢見て。
私たち日本人は「諦める」ことに慣れています。
慣れさせられているのかも知れません。

著者は「満員電車」をなくすにはどうしたら良いか、を
専門家の立場から判り易く解説しています。

鉄道会社の経営陣や現場で働く人達に、
「そんなの無理に決まっているだろう」と思いがちな
先入観を排除して読んでみて欲しいと思いました。

単なる理想論ではなくて、具体的な提言が丁寧に
書かれているので好感が持てます。

このような「提言」型の本がもっと世の中に増えることを願います。
著者の「この本を世に送り出した勇気」に応援の気持ちを
伝えたいと思います。



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