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マエストロ 3 (アクションコミックス) (アクションコミックス)
さそう あきら
価格: ¥650 (税込)

コミック
出版社: 双葉社
発売日: 2008/03/28
ISBN: 4575834696
おすすめ度:5.0
Amazon ランキング: ランク外
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音楽は嘘をつかない。
音楽しかもクラシックという「聴覚」の世界を、画文すなわちマンガという「視覚」で表現することはどう考えても至難の技であるが、筆者の構成力と表現力はよくその難事を達成したと思う。それまでの全てのエピソードが奔流となって大河に流れ込むさまを描いて、第21話は正に圧巻。また、天道がはじめて見せた柔和な表情(218頁)は、愛する全てのもの(音楽、妻、愛弟子たち)への限りないオマージュとも見え、胸を打つ。
星5つ,文句なし
絵柄が苦手とか,衒学的で嫌だとか,怪しげな事実(うんちく)が書かれているとか,文句を言う人はいるかもしれないですが,このマンガほど,深くクラッシック音楽の本質,さらに音楽と人との関わりについて,深く描いてくれる作品はそうそう見つかるものではないと思います.

同じ作者の「神童」も,クラッシック音楽を題材に,非常によく作られた作品世界になってましたが,こちらも非常に丁寧に作られているという感想を持ちました.

音楽マンガ「ピアノの森」を面白いと思う感覚と,少しずれるかもしれませんが,クラッシック音楽を題材として,ヒットしたマンガ作品がいくつかある今,より多くの人に読んでもらいたいと思います.
もっと長く読んでいたかった
前にクラッシックを描いた
『神童』は天才ピアニストで、
こんどは天才指揮者。

うまく言えないのは悔しいけど、
さそうあきら、という漫画家は、
主人公なりの人を描くのではなくて、
人と人とのつながり、
人と人の間にある“何か”を、
ちゃんと眼に見える形で、
描いてくれる漫画家だと思った。
(この文章では、うまく伝わってないですね)

クラッシック音楽と、天道徹三郎をとりまく
人たち、事々が、
読み終えたくないくらい、
なんとも愛おしかったのだ。
試練を乗り越え、かけがえのない素晴らしい音楽漫画を完成させてくれたさそう氏に感謝
この作品のフィナーレは、本当に素晴らしいものだった。この作品の話の成り行きから、フィナーレが、感動の再結成コンサートの模様を描いたものであろうことは当然予想されたのだが、その感動は、私の想像を遥かに超えるものだったのだ。冒頭の目次を見ると、どういうわけか、フィナーレのコンサートが、「第一夜」と「第二夜」に分かれているのだが、これが、まさに、感動の上に感動を重ねる、熱い感動の二段重ねのコンサートになっているのだ。

巻末に、さそう氏の「あとがき」が載っており、ここに、この作品を描くにあたっての彼の思いが綴られているのだが、私が特に注目した点が、二つある。一つは、彼が、「「神童」を描いてから、漫画という媒体において、音楽をどのように描くべきか、その感覚がつかめたような気がする」と述べている点である。さそう氏は、決して絵の上手い人ではないけれど、たしかに、「コンサート第一夜」で天道が紡ぎ出している音楽などは、実際に出ているだろう音楽が、ビンビンと読者に伝わってくるような見事な描写力で描かれているのだ。もう一つが、再結成コンサートの直前まで、彼が、奏者個人個人のエピソードを描くことに重点を置いてきた理由が記されていることであり、これを読んで、私は、この作品を描くにあたっての彼の周到な意図を知ることができたのだ。 

この作品は、掲載誌の休刊に伴い、一時休載の憂き目にあっている。フィナーレにこれだけの構想があったのなら、さぞや、さそう氏も心残りであったことだろう。「あとがき」の最後で、彼が、ようやく完成に漕ぎ着けられたことへの感謝の言葉を述べているのだが、かけがえのない素晴らしい音楽漫画を失わずに済んだ、我々読者の方こそ、さそう氏に感謝したいくらいだ。地味ではあっても、本物の音楽の感動を味わうことのできるこうした作品こそ、少しでも多くの人に味わってほしい、つくづくとそう思う最終巻だった。 
空中分解、再結集、コンサート、そしてクライマックスへ──
 天道徹三郎の指揮の下、日ごとに演奏に磨きを掛けていく中央交響楽団の面々。しかし、天道が過去に起こした詐欺事件が発覚し、それが元でオーケストラは空中分解してしまいます。
 そんな状態からメンバーが再結集までの過程がこの巻の見せ場の一つですが、天道の音楽に魅せられた者、天道によって音楽家として再生できた者、天道に懐疑的な者など、それぞれ天道に対する感情や事情が違う者たちが「音楽は嘘をつかない」という確信のもとに再び集まってくる様子は実にドラマチックな演出で描かれていると思います。
 そしてもう一つの見せ場がストーリーのクライマックスでもあるコンサートの場面で、第一夜でオーケストラが天道の指揮でそれまでにない音楽の次元へ上っていく様子を見せつける描画の妙は爆発にも似た迫力を感じます。続く第二夜では更に読む側に予想の付かない展開を見せてくれますが、ここは敢えて何も書きません。実際に手に取って、最後まで一気に読んでください。



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