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モリのアサガオ 1―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (アクションコミックス)
郷田 マモラ
価格: ¥630 (税込)

コミック
出版社: 双葉社
発売日: 2004/12/06
ISBN: 4575830402
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: ランク外
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丁寧な社会派作品
何気なく購入した一冊ですが話に魅入られ、7巻まで揃えてしまいました。

独特の絵や構成に好き嫌いがあるかもしれませんが、それを別にしても物語の奥深さや作者の丁寧な姿勢に感銘を受けました。
死刑制度の是非についてもそうですが、いろいろなことを考えさせてくれる作品でした。

漫画には娯楽としての一面もありますが、キャラ萌えだけのオタク漫画や都合が良すぎる底の浅い漫画だけではなくこういう深い作品がもっと増えてほしいです。

社会的なテーマを扱った作品を読みたい人や薄っぺらい漫画に飽きた人に特におすすめですが、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思います。
1巻を読んだら、即全巻を集めたくなりました
うわ〜これはヤバイ!何気なしに本屋で一巻のみ購入したが、
続きが気になって仕方ない!
面白いだけではなく、一話一話、心に静かなる一撃を与えるような、そんな漫画だと思う。
読む度に心がぐしゃぐしゃになるよ。
郷田マモラとアシスタントたちの物語
 2008年2月に国立新美術館で開催されていた文化庁メディア芸術祭で、マンガ部門の大賞を受賞した「モリのアサガオ」の原画を見る機会があった。
その原画は、1コマ1コマが美しく可愛らしいデザインとして成立しているイラストの集合体で、しかし全体を眺めると、実に数多くの修正が施されていることに驚いた。ホワイトで修正されている箇所多数、さらに描いた上から紙を貼って描き直している場所まであって、その量は他に展示してある作家の原画と比べても明らかに多い。
 「ぼくはメチャメチャていねいに描いているので」(5巻巻末)という郷田マモラの言葉は誇張でもなんでもなく、またアシスタントたちがおまけページで「郷田マモラに駄目だしを食らいプロの厳しさを知る」場面が数度登場するが、それも納得の、印刷された単行本では知り得ない原画ならではの迫力だった。
 もちろんこの作品の面白さは、丁寧な取材や緻密に構成されたシナリオに依るのだけれど、この郷田マモラの丹念な「描く」作業が土台になって支えている部分は大きく、作品に宗教画のような静謐さをもたらしていると思う。
 そして、おまけページを読むとわかる郷田マモラの「アシスタントを育てる」という姿勢。これがなんとなく、作品の主人公・及川直樹が真摯に死刑囚たちと向き合う部分とダブるようにも思え、このような作者の、人間に対する態度・教育者的資質こそが、温かく作品の中心を貫いていたのだと感じてしまうのである。
 文句なく素晴らしい作品。泣かせると同時に、鋭い切っ先を突きつけるように問題提起もしてくる。そして本編を読んだら、おまけページも読んでもらいたい。この作者の元から育ったアシスタントたちが将来どんな作品を描くのか、ちょっと楽しみになるかもしれない。
作者の熱い思いを受け止めよ
子供だましの空疎な内容の大人向け漫画がほとんどの中で、
この漫画は、「大人」が読むに値する稀有な作品である。
一気に七巻を読破したが、この満足感は何年ぶりだろうか。
郷田マモラさんありがとうございました。
久々に読むに値する漫画に出会えました。
これから読もうとする人に一言。この漫画は死刑の賛否とい
うテーマにとても収まりきりません。
そのような黒白の議論が展開されているとの先入観は捨てて
読みましょう。
魂のキャッチボール
かつて少年野球のヒーローとしてその名を知られた殺人犯渡瀬満と、彼に秘かな憧れを抱く刑務官及川直樹との出会いから別れまでの成り行きを主軸に、一人の新人刑務官が拘置所という「森」の中で処刑の日を待つ様々な個性溢れる死刑囚たちと出会い、心の葛藤を経ながら死刑制度の是非に向き合ってゆくドラマチックな長編漫画。死刑制度を無条件に否定する立場に安住すること無く、と言って観念的に死刑の存在を肯定するでもなく、処刑する側もされる側も生身の人間であることを丁寧に描きながら、我々に問題提起する作者の真摯な姿勢に好感が持てる。渡瀬の最後の願いは永遠に叶えられることはないだろう。しかし、二人の『魂のキャッチボール』の音だけは読むものの心に永遠に響き続けるはずだ(H19.9.17)。



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