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母恋旅烏 (双葉文庫)
荻原 浩
価格: ¥740 (税込)

文庫
出版社: 双葉社
発売日: 2004/12
ISBN: 4575509809
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 9543位
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ユーモア作家、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがある、荻原浩の代表作の一つ
私は、「神様から一言」で、すっかり荻原浩にハマってしまい、以後、全作読破を目指して、デビュー作から順番に読み進めているのだが、この人は、本当に、一か所に留まっていられない人だと思う。ユーモア小説から始めて、ユーモア・ミステリ小説である「ハードボイルド・エッグ」を経て、ついには「噂」で本格派ミステリ小説にまで手を広げ、この「母恋旅烏」でユーモア小説路線に戻ったかと思いきや、次作の「コールドゲーム」では、サスペンス・ミステリ小説を書くといった具合なのだ。

おそらく、荻原浩は、ワン・パターンの作品を書き続ける安直さに、作家として耐えられないのだろうし、それと同時に、「自分はどんなジャンルの作品でも書ける」という自信もあるのだろう。世の中には、ワン・パターンの作品を延々と排出し続ける作家も多い中、荻原浩のこの作家としての行き方は、素晴らしいと思う。

ただ、荻原浩の最大の持ち味はユーモアであり、このユーモアというわさびが効いていなかったり、効きの弱い作品は、水準以上ではあるものの今一つで、作品の長さを感じてしまうところがあるのも事実だ。そういった意味で、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがあるのは、やはり、この「母恋旅烏」や「なかよし小鳩組」、「神様から一言」のようなユーモア小説路線の作品だと思う。特に、この「母恋旅烏」は、「なかよし小鳩組」や「神様から一言」で感じることがあった中だるみがないという点ではこれらを上回っており、この作品が荻原浩の代表作の一つであることは、疑いのないところだろう。
涙と笑いの人情劇場、最高傑作!
またまたやられました、恐るべし荻原浩ワールド。
ラストは涙がうるうる。。通勤電車の中だったので、本当に困りました。

これもまた家族の再生の物語。
荻原氏の描く中年おやじはいつも半端なダメ親父。 今回も極めつけおやじの清太郎。
でもね、なんか愛を感じちゃうんですよね。清太郎はん、ええ男やないのお。
そしてチエ遅れの寛二君、でもね、君は決して○○なんかじゃないよ。○○だったらあんなおもしろいこと考えつかないよね。があ、があ。
兄ちゃん、君は苛められっ子だったらしい、でもね、もう大丈夫。だって、清太郎一座をこんなにもまとめちゃう能力ありだもん。
桃姉ちゃん、はみ出し演歌歌手もええんやない、頑張りや〜!
桂木さん、桃姉ちゃんにアタックせな〜!
そして、お母さん、きっとどこかで見ていてくれてるよね、皆のこと。きっと、きっと、きっとだよ。
ぜひ、花菱一家のその後のお話を書いて下さい。荻原浩先生、お願いします!
荻原さんは幅が広い!!
大衆演劇この道30年の父、花菱清太郎は大衆演劇を辞めてから何をやっても上手くいかない。
今はレンタル家族たる仕事でクレームばかりもらっている。
知恵遅れの次男いわく父さんの振るサイコロは、いつも父さんの考えとは違う目をだす。だそうだ。
そして、そんな父さんに振り回される母。
19にして一児の母の長女。
うじうじと若い人には弱い、長男。
家族の関係を○×で表すと×××。いや××××だそうだ。
そんな、××家族が周りを巻き込み巻き込み大騒がせ。
プーッと噴出せたり、ほろっと泣けたり。と飽きさせることがありません。

「さみしくなんかねぇよ。目を閉じれば、いつでもおっ母にあえらぁ。」
あぁ、私も清太郎劇団の母恋が見たい。

家族のあり方。
テレビでみるような、「誰がみても、良い家庭」。
頭で想像はしてみるものの、現実は、家族とはいえ全員それぞれ価値観が違うし、「こんなハズでは・・・」が多いと思います。
この作品も、ご他聞に漏れず。

旅に出ながら必死で家族の形を作ろうとする父。けれど、それは空回り。
終盤に向かって、父、母、娘、息子たちが、それぞれの想いをもって本当の旅にでる。

笑いを誘う部分が沢山でてきますが、家族の事、自分の事で立ち止まってしまっている方に是非、お勧めしたいです。
人情味がいっぱい詰まった物語
笑いあり、人情あり、時に涙ありの花菱家の物語です。 
花菱家の次男・寛二君の成長ぶりには ほろりと来ました。
もし花菱清太郎劇団の芝居が見れるなら、「母恋旅烏」を演じている花菱家を見てみたいと思いました。



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