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風紋〈下〉 (双葉文庫)
乃南 アサ
価格: ¥800 (税込)

文庫
出版社: 双葉社
発売日: 1996/09
ISBN: 4575505803
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 34364位
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読むペースが落ちません
好きな作家です。女性作家らしい細やかな描写・表現と男性的なストーリーの組み立て方が飽きさせずに先へ進ませてくれます。 登場人物のキャラがそれぞれ際立つので、「あれ?これ誰だっけ?」と迷わず感情移入しやすいので読み進むほど先へ進みたくなる作品だと思います。
よかったよ
おもしろかったよ
続きが読みたい!!
母親を殺害され、精神的に辛い日々を送る・・・あまりにも辛すぎて考えられない 又、いきなり”あなたのご主人が犯人です”と言われ あらゆる人から冷たい目を向けられ暗い毎日を過ごすのも辛すぎます
途中で、真犯人がいるのか?と思う場面もあり 夢中で読み続けましたが・・・
まだ 続編が出てるみたいなので(分厚いので早く文庫化にしてほしいのですが)早速 購入しようと思います。
この方の短編はあまり読んだことはないのですが、長編はすごく読み応えありで 外れがないように思えます。
読者を引き込ませる力がすごいので 長編でも長く感じず”読み終えた~”という充実感が染み出ます!
”再生の朝”もオススメします 
月日がたっても事件は解決なんかしない。
被害者の家族の事など、どこかに置いてきぼりにされたような裁判が続く。
裁判は、罪を犯した人間ではなくその罪を裁くと言うけれど、その加害者の家族はマスコミや、その周りの人々の好奇の目にさらされ、罪を犯した当の本人よりも辛い目にあわされるのかも知れない。

そして被害者の家族も同様に、平穏な生活に戻ったように見えても、落ち着いた元の生活には戻れるはずがない。
植物しか愛さないと決めた真裕子の冷静で且つ冷ややかな心の内は、可哀想というよりも切なくなる。
無罪と信じようとする妻と、判決よりも母を帰して欲しいと願う娘。
弁護士をもだましてしまう犯人の高校教師。

その他、犯人の妻の両親や兄夫婦、検察官や取り調べをした刑事、新聞記者などあらゆる人の人間模様が生!々しい。
けしてこれで終わったとは思わせない終わり方。
私は、迷わず「晩鐘」を買ってしまった。

早く「晩鐘」が読みたい…!
 母親が殺された。しかも犯人は子供の通う高校の教師だった…。その日から家庭の日常はメリメリと音を立てて壊れていく。警察の事情聴取、押し掛けるマスコミ、近所の好奇の目。そして、それは加害者の家族も同じ。どうして?どうして?被害者の家族は殺されてしまった母親に、加害者の妻は拘留された夫に届かないはずの問いかけをせずにはいられない。

 新聞の三面記事には殺人や無理心中など悲惨な事件が載らない日はない。直接関係のない第三者としての私は「ふーん、かわいそうに」とつぶやくだけ。でも当事者にとってはそれこそ身を切り刻まれるような長い長い苦しみの始まりなのだ。この本を読んでいると私も何度も真裕子のように胸が苦しくなり、泣きたいのをずっと我慢しているような気持ちになった。

 悲劇に巻き込まれた人々がどのようにこれから生きていくのか。どうしようもない悲劇を抱えて、不条理にさらされて、それでも人は生きて行かねばならないのだ。彼らのこれからを乃南アサはどう描くのか。早く続編の「晩鐘」を読みたい。読みたい。今、私は喉の乾きのように強く感じている。




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