この本の事を知ったのは、大崎梢著の「平台がおまちかね」の話の中でです。
出版社の営業が薦める他の出版社の本の中のひとつとして、取り上げられていました。
他の作家さんが、お話の中でとはいえ、薦める本というものに、興味を持って手に取りました。
大好きな本のファンレターから、文通が始まり謎への解決に至る…
ミステリーと言うには、あまりにも身近な謎で、自分ならきっとスルーしてしまうような事が、
きちんと解決されて、なんだかすっきりしてしまいます。
最終話では、一話完結の短編がきれいにつながり、ほのぼのした気持ちになります。
ちょっと、ささくれ立った気持ちのときに読むと、自然に笑顔になれるお話です。
ななつのこ (創元推理文庫)
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日常にひそむ謎について書いているといえば北村薫の「空飛ぶ馬」なんかと似ているかもしれません。そういえば主人公が若い女性というところも。
さて、短いお話、しかも物騒な殺人や事件ではなくささいな日常の謎解きで本書は構成されています。
思うに、長大重厚な本格ミステリは読む方もしんどい、また書く方にしてもそれより短い話なら着地点を見つけやすい、アイディアが出やすい、というところも
あるのではないでしょうか。もちろんいい意味でです。
時折ナイーブな面を見せる主人公の女性に感情移入できるかどうかが、好き嫌いの分かれ目になりそう。
さて、短いお話、しかも物騒な殺人や事件ではなくささいな日常の謎解きで本書は構成されています。
思うに、長大重厚な本格ミステリは読む方もしんどい、また書く方にしてもそれより短い話なら着地点を見つけやすい、アイディアが出やすい、というところも
あるのではないでしょうか。もちろんいい意味でです。
時折ナイーブな面を見せる主人公の女性に感情移入できるかどうかが、好き嫌いの分かれ目になりそう。
童話集『ななつのこ』は、〈はやて〉という少年が遭遇した事件の謎を
〈あやめさん〉という女性が解き明かしていく、全七話の連作短編集。
その本に惚れ込んだ短大生の入江駒子は、それぞれの短編から連想された
自分の身辺で起こった不思議な事件をファンレターに書き、著者の佐伯綾乃
に順次送っていく。
すると、その都度綾乃から返信があり、そこには、
事件に対する、“解決編”が添えられていた……。
作中作『ななつのこ』に描かれる事件と作中現実で起こる事件、そして、
「はやて‐あやめ」の関係性と「駒子‐綾乃」の関係性がそれぞれ相似形
をなす、入れ子構造が採られている本作。
はやてと駒子は、日常に隠された謎と出合い、それぞれの探偵役による解明に立ち会うこと
で、人のあたかさや愚かしさ、人生の歓びや哀感に触れ、少しずつ、成長を遂げていきます。
そして、その成長という主題は、『ななつのこ』の著者の正体という謎にも響いています。
本作は、駒子のみならず、『ななつのこ』の著者の成長物語でもあるのです。
ちょっと文章の上手い素人が調子に乗って書いたような本だ。というのが正直な感想です。
適当に子供向けの絵本みたいなありそうもない日常のエピソードを書き、最後は謎解きとも言えないような勝手な謎解きでオチをつける、という雑な話がいくつも続き、よっぽど途中で読むのをやめようかと思いました。
小学生のころだったら、楽しく読めたかもしれません。
適当に子供向けの絵本みたいなありそうもない日常のエピソードを書き、最後は謎解きとも言えないような勝手な謎解きでオチをつける、という雑な話がいくつも続き、よっぽど途中で読むのをやめようかと思いました。
小学生のころだったら、楽しく読めたかもしれません。
ファンタジーのようなミステリーのような不思議な小説、「ななつのこ」に心魅かれた短大文学部在学中の入江駒子が、その作者佐伯綾乃に生まれて初めて送ったファンレターがきっかけに、二人の間に文通が始まる。
駒子の手紙には、彼女の身の回りで起こった不思議な「事件」が書き添えられていたが、綾乃からの返書には必ず、鮮やかな推理と解決が記されているのだった…。
テレ朝の深夜ドラマ「てるてるあした」の原作者、加納朋子のデビュー作にして、第3回鮎川哲也賞受賞作。同名の小説中小説である「ななつのこ」の7つのお話を「お題」として謎が展開する短編7つから成る連作長編。
加納朋子自身が、北村薫の「私」と円紫師匠シリーズへのファンレターとして書いたらしいが、確かに、日常の謎(殺人や誘拐などではなく)を素材にしている点、主人公が女子大生(文学系)である点、探偵役がいわゆる安楽椅子探偵である点、連作を通じて結果としてビルドゥングスロマンとなっている点等で、北村作品へのオマージュとなっている。
7編中一番読ませるのは第6話の「白いタンポポ」。小説内小説である「ななつのこ」では第7話に当たる(らしい)『明日咲く花』の謎解きとシンクロして話が進むのだが、それぞれ、花の色に関わる謎を片や文学的に、片や科学的?に鮮やかに解決して見せる。物語としての面白さもこれが一番と思う。
駒子の手紙には、彼女の身の回りで起こった不思議な「事件」が書き添えられていたが、綾乃からの返書には必ず、鮮やかな推理と解決が記されているのだった…。
テレ朝の深夜ドラマ「てるてるあした」の原作者、加納朋子のデビュー作にして、第3回鮎川哲也賞受賞作。同名の小説中小説である「ななつのこ」の7つのお話を「お題」として謎が展開する短編7つから成る連作長編。
加納朋子自身が、北村薫の「私」と円紫師匠シリーズへのファンレターとして書いたらしいが、確かに、日常の謎(殺人や誘拐などではなく)を素材にしている点、主人公が女子大生(文学系)である点、探偵役がいわゆる安楽椅子探偵である点、連作を通じて結果としてビルドゥングスロマンとなっている点等で、北村作品へのオマージュとなっている。
7編中一番読ませるのは第6話の「白いタンポポ」。小説内小説である「ななつのこ」では第7話に当たる(らしい)『明日咲く花』の謎解きとシンクロして話が進むのだが、それぞれ、花の色に関わる謎を片や文学的に、片や科学的?に鮮やかに解決して見せる。物語としての面白さもこれが一番と思う。



