ひとつ前に戻る

薔薇の女―ベランジュ家殺人事件 (創元推理文庫)
笠井 潔
価格: ¥735 (税込)

文庫
出版社: 東京創元社
発売日: 1996/06
ISBN: 4488415032
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 256139位
発送可能時期: 在庫あり。

amazonの詳細ページへ
4バタイユ(仮)との思想対決は面白い。
他のレビュアーの方も書かれているように、ミステリーとしての面白さは
前作『サマーアポカリプス』にかなり劣っているように思われる。

そしてこの矢吹駆シリーズのウリである思想対決であるが、今作ではVSジョルジュ・バタイユ。主に彼の著作『呪われた部分』と『エロティシズム』についての思想を取り扱っている。
確かにバタイユの思想のまとめ方は上手だと思うし、わかりやすくで面白いのだが、
この思想対決の部分は本当の本当に必要だったの??と思ってしまう。
つまり、ストーリーとのリンクのさせ方が、『サマーアポカリプス』に比べて下手なのではないかなあと。

ただしそうは言ってもこの矢吹駆シリーズ。
色々と文句はつけてしまったが、面白くない訳ではない。
いや、面白くない訳が無い。
3ミステリ以外のところで
ミステリとしてのできは非常に悪い
あからさまで長いだけの次作の方が
まだ内容を深く突っ込んでいると思えるくらいだ
でも、矢吹シリーズはミステリを
考えるのではなく
事件を通して哲学を学ぶもんだと思えば
それほど悪くもありませんが
4バタイユ入門に最適
矢吹シリーズの第三作。本作は他の矢吹シリーズと比べてミステリーとしての完成度はいまいちかもしれません。しかしこの作品の目玉はジョルジュ・バタイユとの思想対決でしょう。作中のバタイユの思想のまとめは非常にわかり易く、これを読んでからバタイユの『エロティシズム』と『呪われた部分』を読むとすらすら読めるようになります。



本のみちしるべ Powered by Amazon Web Service
PR: 本をまとめて検索