サマー・アポカリプス (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
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長すぎるよっ、なんですか535ページって!
半分ぐらいにして欲しかったよ正直。
まあ最後まで読むとそれなりに面白い事はあるんですが……
逆に言えばそれまでは全然詰まらないです。
淡々と、特に物語りに波もなく進行されていきます。
蘊蓄は、基本的に大好きなんですが、この作品では何で京極ばりに語ってるのかよくわかりませんでしたね。
最初の事件のトリックとか、あれでみんな納得しているのだろうか??
弓矢で確実に人を殺せるのだろうか。。。
それ無理じゃね? と思ったら、この作品の推理は完全に破綻してるので読まない方がいいかも。。
んーでもこの作品は巷では真の本格小説的な触れ込みなんだよなあ。
僕の読み取り方がいけないのだろうか。
現象学探偵、矢吹駆シリーズ第2弾。
このシリーズのウリは、本格派推理小説であると同時に、作中で異なる思想の対決が行われるという点なのだけれども(今回はVSシモーヌ・ヴェイユ)、巻末の解説にもあるようにこの「同時に」というところがなかなか難しいところであるようだ。
このシリーズ第1弾である「バイバイ、エンジェル」では、思想対決は確かに面白かったけれども、「小説としての面白さ」に欠けていたように思われる。
その点、本書「サマー・アポカリプス」では、その辺のバランスがよく取れていて、
犯行のトリックの暴き方やストーリー等、「小説としての面白さ」と、「思想対決の面白さ」のどちらも「同時に」、「同水準で」達成できているように思われる。
かなり質の高い「本」であることは間違いないだろう。
このシリーズのウリは、本格派推理小説であると同時に、作中で異なる思想の対決が行われるという点なのだけれども(今回はVSシモーヌ・ヴェイユ)、巻末の解説にもあるようにこの「同時に」というところがなかなか難しいところであるようだ。
このシリーズ第1弾である「バイバイ、エンジェル」では、思想対決は確かに面白かったけれども、「小説としての面白さ」に欠けていたように思われる。
その点、本書「サマー・アポカリプス」では、その辺のバランスがよく取れていて、
犯行のトリックの暴き方やストーリー等、「小説としての面白さ」と、「思想対決の面白さ」のどちらも「同時に」、「同水準で」達成できているように思われる。
かなり質の高い「本」であることは間違いないだろう。
笠井潔の矢吹シリーズといえば、思想対決が売りですが、この作品はまず本格ミステリーとして素晴らしい。緻密な作品構成はただただ感嘆するばかり。二度殺された死体の謎を解くくだりは鳥肌ものです。笠井潔の本格作家としての実力が良くわかる本です。また本作で対決している思想家はシモーヌ・ヴェィユです。



