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書斎曼荼羅 1 ―― 本と闘う人々
磯田 和一
価格: ¥1,680 (税込)

単行本(ソフトカバー)
出版社: 東京創元社
発売日: 2002/03/09
ISBN: 4488014208
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 144760位
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 『書斎曼荼羅』は、講談社の文庫情報誌「IN・POCKET」に1998年12月号から2001年9月号まで掲載された人気連載。作家や翻訳家、装丁家、大学教授といった「本と闘う」人たち34名の書斎をイラストレーターである著者が取材し、味のあるカラーイラストで再現したものだ。

   その第1巻である本書には、京極夏彦、大沢在昌、林望、真保裕一、小池真理子、菊地信義ら17名の書斎が登場。「2DKのマンションが古本屋の倉庫のようになっていた」という関口苑生の仕事場から始まり、「コンピューター技師の研究所」のような井上夢人の書斎まで、著者の精密かつ温かな雰囲気のイラストとユーモアたっぷりの文章が、まるで読者自身もその場に居合わせているかのような気分に浸らせてくれる。

   上段の本は双眼鏡でのぞくというほど背の高い書棚が並ぶ阿刀田高の書斎。「どこかミステリアスで触れ難い雰囲気が漂っている」山田風太郎の書庫。書棚の裏に便器が隠されている佐野洋の仕事場。個性的な書斎の数々に驚嘆させられるのはもちろん、自分の城ともいえる書斎での作家たちが、いずれもリラックスした様子で意外な一面を見せてくれるのもファンにはうれしい。

   本書は「書斎」というきわめて私的な空間を旅するバーチャル・ツアーだ。作家の私生活や創作の秘密をちらりと垣間見ることのできる楽しさがたまらない。ちなみに第2巻に登場するのは鹿島茂、明石散人、二階堂黎人、泉麻人、野沢尚、喜国雅彦、内藤陳ら17名。第2巻にも本書に負けず劣らず期待をそそる名前が並んでいる。(中島正敏)

私は本に殺される!
圧巻の一言。書斎をはみ出して、廊下、キッチン、玄関、階段は言うに及ばず、トイレにまで増殖し続ける本たちの脅威!本好きなら誰でも経験あることだろうが、本当に「本」って知らないうちに増えてくる。しかも捨てたり、売ったりすることができない人ならなおさらだろう。緻密なイラストが目を釘付けにする。写真では出せない味を出している。以前、講談社の文庫月刊誌「IN POCKET」に連載されていたのを加筆修正したもの。サイズが大きくなった分迫力を増している。
汗牛充棟を見る書
 イラストレーター磯田和一が数々の現代作家の書斎を訪問し、部屋に溢れかえる書の景色を写し取った一冊。図書館にあるような大型書棚が壁を覆い、床にも本が積み上げられて足の踏み場もないほどの書斎がこれでもかと描かれています。書を物す人はまた想像を絶する読書家でもあることを視覚的に見せる試みといえます。

 私も書は大好きです。大学進学でひとり暮らしを始めて以来幾十年。書はたまる一方。地震の多い国でこれ以上積み上げるのは危険だと考えて、結局ワンルームマンションから転居して少しだけ部屋数を増やしました。私のようなサラリーマンができるのはその程度のささやかな抵抗です。とても小池真理子・藤田宜永夫妻のように軽井沢に二軒家を購入するなどという離れ業を演じるわけにはいきません。ましてや水木しげるの作品のためだけに200万円かけて特別コーナーを書斎の一角にもうけるという京極夏彦氏のようなことは望むべくもありません。

 本書で丹念に描かれている様々な書庫を眺めていると、羨望の念で胸がいっぱいになります。これまで泣く泣く相当数の本を古書店にひきとってもらった私には、数万冊という本を収納する書棚を置く空間と資金のある作家先生たちがうらやましくてなりません。

だけど、羨ましい…
本ってどうしてこんなに増えるんだろう、という悩みと、その本の置き場所を確保する悩みは、私だけのものではない、とわかるのがちょっと嬉しい、そして、その悩みに立ち向かう姿勢が人それぞれなのも面白い…けれど、やっぱり、皆さんなんとかなっているのは羨ましいですよ、やっぱり。



書斎曼荼羅 2 ―― 本と闘う人々
磯田 和一
価格: ¥1,680 (税込)

単行本(ソフトカバー)
出版社: 東京創元社
発売日: 2002/03/09
ISBN: 4488014216
おすすめ度:5.0
Amazon ランキング: 146161位
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第1巻を持っているなら
 ぜひ、この第2巻も欲しいところ。第1巻と同様圧倒される。しかし、地震でも起きたら大変だろうな。まさしく、本に殺される!それほどの迫力がある。
 本ばかりに目が行きがちだが、本の間にに置かれた小物なんかのイラストも楽しい。作家等、書斎の主の意外な一面がうかがえる。それにしても他人の書斎を覗くのはなぜこんなに楽しいのか!



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