今回の猫捜しはかなり危ない仕事になっていく・・・。だが、軽い口調で
語られるこの作品は、悲壮感や緊迫感などとはまったく無縁と言っても
いいくらいだ。「見つからなかったらやばいでしょ。」読み手がこう突っ込み
たくなる。期限内での猫捜し。見つからなかったらどうなるのか?若い秘書
には何か秘密が?時には笑いながら、時にはほんの少しハラハラしながら
読んだ。「読み手を楽しませること。」このことに、これほど徹底した作品は
珍しい。ラストもお見事!きちっと着地成功♪それにしても荻原さん、猫の
生態に詳しい!!脱帽です(^^;
サニーサイドエッグ (創元クライム・クラブ)
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続編なので前作を読んでなくても重苦しいミステリーでもないので平気ですが
読んでおいたほうが楽しめるかもしれません。
勘の良い人は先が
なんとなく読めてしまう筋です。
登場人物の女の子が
どう動くか目が離せません。
読んでおいたほうが楽しめるかもしれません。
勘の良い人は先が
なんとなく読めてしまう筋です。
登場人物の女の子が
どう動くか目が離せません。
ミステリーやSF、ホラー系のジャンル小説から一般文芸まで幅広い作風で知られる萩原浩だが、今回久々にデビュー時を彷彿とさせるユーモア小説に戻ってきた。
本書は、’99年にハードカバーで、’02年に文庫で発表された『ハードボイルドエッグ』の続編である。・・・であるからして、当然主人公はフィリップ・マーロウに憧れながらも、仕事の中心はペット探しという私立探偵最上(もがみ)俊平である。
前作に比べて、それしか依頼がないのか、ペット探しが板についたのか、捜索方法がグレードアップしている。まず依頼主と始めて話をする時の「調査書」、「1クールを5日間」とする調査期間、自称ステーションワゴンに搭載された「ペット捕獲装備」の数々など、学習の成果が見られる。
今回のメインは、小料理屋の美人女将から依頼されたロシアンブルーの捜索だ。ところがそれに取り掛かろうとしていたら今度は暴力団の親分から、またロシアンブルーの捜索を依頼されてしまう。一体どうなっているんだ。やがて・・・この猫探しは、ただの猫探しではなくなってゆくのだ。
また、今回も秘書にかき回される。前作の綾ばあさんはまだ内勤が多かったが、今度の茜は若いので外で一緒に行動するだけに世話が焼ける。おまけに彼女には・・・。そして、大手同業者の存在や、前作から積み残している課題があったり、なんと連続動物虐殺事件が発生したりと、ドタバタ劇もここに極まれり、というところか。
本書で読者は、萩原浩ならではの、ちょっぴりのミステリーを含んだ、たっぷりのユーモアの世界を思い切り堪能することができる。
本書は、’99年にハードカバーで、’02年に文庫で発表された『ハードボイルドエッグ』の続編である。・・・であるからして、当然主人公はフィリップ・マーロウに憧れながらも、仕事の中心はペット探しという私立探偵最上(もがみ)俊平である。
前作に比べて、それしか依頼がないのか、ペット探しが板についたのか、捜索方法がグレードアップしている。まず依頼主と始めて話をする時の「調査書」、「1クールを5日間」とする調査期間、自称ステーションワゴンに搭載された「ペット捕獲装備」の数々など、学習の成果が見られる。
今回のメインは、小料理屋の美人女将から依頼されたロシアンブルーの捜索だ。ところがそれに取り掛かろうとしていたら今度は暴力団の親分から、またロシアンブルーの捜索を依頼されてしまう。一体どうなっているんだ。やがて・・・この猫探しは、ただの猫探しではなくなってゆくのだ。
また、今回も秘書にかき回される。前作の綾ばあさんはまだ内勤が多かったが、今度の茜は若いので外で一緒に行動するだけに世話が焼ける。おまけに彼女には・・・。そして、大手同業者の存在や、前作から積み残している課題があったり、なんと連続動物虐殺事件が発生したりと、ドタバタ劇もここに極まれり、というところか。
本書で読者は、萩原浩ならではの、ちょっぴりのミステリーを含んだ、たっぷりのユーモアの世界を思い切り堪能することができる。
あの最上俊平が帰って来ました!いや帰ってきたのは名探偵ばかりではありません。荻原先生もユーモア小説に帰ってきました。ここ最近はシリアスなものばかりで、それはそれで楽しめたのですが、やっぱり荻原先生はユーモア小説が似合っています。しかも今度は伝家の宝刀を抜いたかのごとく以前より更に増した切れ味をもったユーモアでいっぱい笑わせてもらいました。
今回もハードボイルドに傾倒する主人公の実像とのギャップが笑いを誘いましたが、こういう生き方っていいですね。プロフェッショナル意識にもとづく少しの誠実さと、タフな状況でもへらず口を止めない機知。やっぱり男はこうでなくちゃ。『強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない』言葉通りではないけど気持ちは地を行っている主人公がかっこ良かったです。
ちなみに続編のタイトルは『スクランブルエッグ』で、『ハードボイルドエッグ』はドラマ化されるそうです。楽しみです。
今回もハードボイルドに傾倒する主人公の実像とのギャップが笑いを誘いましたが、こういう生き方っていいですね。プロフェッショナル意識にもとづく少しの誠実さと、タフな状況でもへらず口を止めない機知。やっぱり男はこうでなくちゃ。『強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない』言葉通りではないけど気持ちは地を行っている主人公がかっこ良かったです。
ちなみに続編のタイトルは『スクランブルエッグ』で、『ハードボイルドエッグ』はドラマ化されるそうです。楽しみです。
待ってましたというか、帰ってきました、『ハードボイルド・エッグ』のあの名探偵が!
しかも今度の秘書は、期待通りの16歳だが、もちろん訳有り。
フィリップ・マーロウを気取って、気障なセリフを口にしたりする私立探偵の最上俊平だが、彼の元に舞い込む依頼は相変わらずのペット捜しばかり。
新たに雇った秘書と二件の猫探しを同時に行う事になるが・・・。
エンターテイメントとしてもユーモア小説としても文句無し。
それでいて、ホロッとさせるシーンも用意されて、至れり尽せりの小説です。
いつか続編が出ないかなと思っていた作品の一つで、期待通りでした。
あ〜続編が待ち遠しい!
しかも今度の秘書は、期待通りの16歳だが、もちろん訳有り。
フィリップ・マーロウを気取って、気障なセリフを口にしたりする私立探偵の最上俊平だが、彼の元に舞い込む依頼は相変わらずのペット捜しばかり。
新たに雇った秘書と二件の猫探しを同時に行う事になるが・・・。
エンターテイメントとしてもユーモア小説としても文句無し。
それでいて、ホロッとさせるシーンも用意されて、至れり尽せりの小説です。
いつか続編が出ないかなと思っていた作品の一つで、期待通りでした。
あ〜続編が待ち遠しい!



