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世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)
藤原 正彦小川 洋子
価格: ¥798 (税込)

新書
出版社: 筑摩書房
発売日: 2005/04/06
ISBN: 4480687114
おすすめ度:4.0
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数学に興味はあるけど分からない人のための本
「国家の品格」の藤原正彦と「博士の愛した数式」の小川洋子の対談をもとにした本書では、数学の持つ”美しさ”に主眼を置いて話が展開されている。
私は数学者が常々云う、美しさ、というものが理解できなかった。数学が得意な人や、数学者は、数学はあるべきものがあり、無駄なものが省かれた状態で非常に美しいという。しかし私には何が必要で、何が余分なものかさっぱり理解できず、美しさ、に触れることが出来なかった。小川さんの作品が好きで、彼女が美しい、と作中で描写するものに共感できるため、何が何でも彼女が美しいと思うものに私も触れてやろうと思った。結果、――、無論、藤原氏の分かりやすい解説があったおかげだが、少し、数学のもつ美しさに触れることが出来たように思う。
又、数学の絶対性にいまさらながら驚愕せずにいられなかった。人類が生まれる前から、また滅亡した後でさえ、三角形の内角の和は180度であるという、文字にするとそっけないが、落ち着いて考えると恐ろしいまでの事実に私は打ちのめされてしまった。
宇宙の未踏の果てを、ちらりと垣間見せてもらったような
 『博士の愛した数式』という魅力的な作品を書いた作家(小川洋子)が、その小説が生まれるきっかけになった数学者(藤原正彦)と、数学の美しい定理や天才数学者のこと、素数や虚数、πの不思議などについて語り合った対談集。

 <数学は役に立たないから素晴らしい><数学は圧倒的に美しい>という辺りからはじまった対談が、最後のほうでは、ゲーデルの「不完全性定理」だとか「ゴールドバッハの問題」「ビュッフォンの針の問題」「オイラーの公式」といったところまで行ってしまう。ふたりのお話を聞いているうちに、宇宙の未踏の果てをちらりと垣間見せてもらったような、そんな気持ちに駆られました。

 藤原先生も感心していらっしゃいましたが、小川洋子さんの質問が的を外さないものであったところ、素晴らしかったです。作家の自在で生き生きとした想像力、ひらめきを感じる、目に浮かぶような比喩、深い共感に満ちた会話のリターン、タイムリーで鋭い質問の数々に、「小川さん、やるなあ」って、惚れ惚れさせられましたねぇ。

 あとは、そう、藤原先生が言っていた<天才数学者が生まれる三つの条件>、これも印象的で忘れられない。その三つの条件というのは、「何かにひざまずく心を持っていること」「子供の頃から美しいものに接していること」「世俗的な役に立たない、精神性の高いものを尊ぶ気持ちを持っていること」というもの。なるほど、言い得て妙であります。

 妙といえば一番妙な気分に捉われたのが、オイラーの公式。小川さんが、<無限に永遠に続く数が、一瞬にしてパッと手品をかけられるみたいに−1になってしまう。魔法ですね>と言っていたけれど、不思議だなあ、何か奇跡のような美しさがあるなあと思いました。
面白い
「博士の愛した数式」を書籍、映画で楽しまれた方がこれを読むとさらに楽しさが増すのではないでしょうか。教育、文化、人間・・・この本は数学を通り越して、広範な議論に発展する可能性を感じさせます。日本ももっと自信をもっていいんだというメッセージが熱いです。作家の美意識と数学者の美意識、お互いに波長が合っているんだな〜と、こんなに美しい対談ができるようになれればと思いました。
さらさらと楽しく読める
「博士の愛した数式」の著者と「若き数学者のアメリカ」の著者の対談。数学周りは、まあ、知っていることなので、特にどうと言うことはないし、それ以外も特にどうと言うこともない内容ではある。しかし、さすがにこのお二人、楽しく読ませていただいた。

超一流の数学者でも数学に対するコンプレックスを持っているという文章は力づけられた。世の中一人残らず数学が不得手なのだ。

数学に痛い目にあったんだけど何となく気になる、と言う人にはお勧め。興味の入り口になればいいと思う。
数学の美しさは・・・
「数学の美しさ」というものを知りたくてこの本を購入しましたが、結論から言えば、”漠然”としか理解できませんでした。

色々な定理等を例示して「数学的に美しい!」と言うばかりではなく、もっと深くその美しさについて言及するのを期待していたのですが・・・。



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