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行儀よくしろ。 (ちくま新書)
清水 義範
価格: ¥714 (税込)

新書
出版社: 筑摩書房
発売日: 2003/07
ISBN: 4480061215
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 171101位
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社会を広く教育の場と見なす
地域社会全体で、総がかりで子供を教育しなければならないという意見は最近よく見る。そんなことをいちいち口に出して言わなければいけなくなったということは、たしかに日本の苦しい現状だろう。昔は当たり前だったことが当たり前ではなくなったのだ。教育とは日本文化を伝承することだと著者は言う。たしかに、そういう視点で教育を実践していくことで結果として学力向上、生産性向上につながるのかもしれない。
教育とは文化の伝承である
 「教育とは次世代に文化を伝えること」という考えの下に著された教育論です。

 教育論というと、とかく学校教育論になりがちなところに警鐘を鳴らすことから論を雑談風に説き起こし、現代日本文化の良い点と悪くなっている点を述べています。

 学力=知力ではないこと、教育は社会もしていること、また生活習慣の美を守ることが文化を大切にすることにつながること、教育が学校教育しかないと思い込んでいる人は是非一読していただきたい本です。タイトルに著者の強い主張が込められています。
問題は
この本に書いてあるようなことをどうやって「行儀悪い」若者やその親に伝えるか。
そもそもそういう人たちがこの本を書店で手にとるとは思えないんですよね。

ただ、書いてあることはものすごく真っ当で、また偉そうでないところも共感します。
年取れば大人だ、ってワケじゃないんです!!
斬新な教育論。
老若男女、すべての人が一読することで、我が身を省みる絶好の機会になると思う。
‘行儀よくしろ。’って、決して上から見下ろした内容ではありません。むしろ、著者は自分もひっくるめて、あらゆる人に‘行儀よく生きましょうよ’と提起しておられます。
教育論、だと思いますが、構えて読む必要はまったくないです。
購入を迷っている方、損はしません。
美しき日本を取り戻すための教育論
もともと著者は教育大出身で、初期の作品で見られるように、学校で習うような内容をモチーフに小説書いていたので、教育にも一見識を持っているだろうということで期待して読みました。
内容は、近時の"学力低下論"はあくまでも相対的な問題とする一方、国際人として自国の文化、風習をきちんと守らせることが重要であり、それは学校とか家庭とかいうレベルではなく、社会全体で取り組まなきゃいけない課題だと主張しています。個人的には、内心、ムム?と思った部分もありましたが、全体的には頷ける内容です。
もう一度、日本の文化というのを教育の観点から見直そうと思いました。



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