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さみしい男 (ちくま新書)
諸富 祥彦
価格: ¥735 (税込)

新書
出版社: 筑摩書房
発売日: 2002/07
ISBN: 4480059563
おすすめ度:3.0
Amazon ランキング: 257502位
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さみしい男は、なさけない男でもあるのです
 著者が男性であることに驚きました。今までの男性社会では愚痴を言う、働かない、恋愛出来ない男は駄目男であるという烙印を押してそれで終わりで済んでいた。
 それを、そうじゃないのだ男性も「男らしいという役割」を演じるのが結構辛いので困っているのではと、女性の社会学者が弁護してきたように思う。
 それを、男性の社会学者が堂々と男はさみしいのだと弁護してくれる。これで救われるさみしい男も多いと思われる。つまり、男性中心の社会が崩れてきた証拠でもある。
 でも、その著者に現在の社会が求めているのは「強い男」だ、会社を捨てよ!家族を捨てよ!と言われても、さびしい男がどこまで実践出来るのだろう。
自分自身の行動を振り返りつつ・・
男はプライドの生き物。この本では、プライドを大切にするあまり、社会の中で、家庭の中で、異性との交友の中で、もがき苦しむ男の生態が描かれています。

自分自身の行動を振り返りつつ、楽しく読み進めることができました。共感できる部分も非常に多く、何度もうんうんとうなずきながら。文体に、どこかユーモアもあり、ですます調で読みやすいのもGood!

気持ち悪い
簡単に言えば男の自信・安定感といったものは支えてくれる女性がいて(しかも肉体関係が必須らしい。そうでないと真に受け止めてもらえてないことになるそうだ。)本当に得られるものなんだと。でもそれに逃避することなく「孤独」に耐えて男は頑張らなければいけないんだそうだ。
人生、孤独に耐えなければならない時はあるにしても、男の自信・肯定感が女性からしか得られないなんてそんなことあるわけがない。それじゃまるっきり他者依存だろうに。しかも「孤独」に耐えろと言いつつ、女性との性行為こそ「孤独」を補う最高最善のものだとしたり。はっきり言って支離滅裂。というより人として男として最低。
実際に著者はそれで問題の全てが解決できたのならある意味うらやましいくらい単純で底浅だね。
2,3章だけでも
第2章の「働きたくない男」と第3章の「働かないシンドロームの積極的な意味」は
興味深く読むことが出来た。

特に第3章の作者が提言する「定常化社会」での新たな生き方は、成長社会が限界に
来ている今日、如何にして現代を生きていくかの良いヒントになった。
「スピードにアディクトした社会から降りる勇気をもつ」、
「”速さ”、”多さ”から”深さ”の次元へ」
といった内容は、毎日をなんとか乗り切っている私のようなサラリーマンにとっては
斬新で刺激的でした。
いやみのない本でした
諸富先生の本は3冊目です。男性のほうが社会的評価の影響を受けやすいので、独自な生き方をし難く、最近の男子は元気も個性もなく、みんな同じことしか言わない、ってことかなと思いました。私の周りの男性に当てはめて読みました。軽く読めて、なるほどこんな分析もできるんだな、と思いましたが、著者が謙虚すぎて専門的でなかったので少し物足りなく思いました。



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