「悲しい水音」を読んで以来、大ファンになりました。
これまでの作品と同様に、江戸の人情味あふれる生活が大変心地よく、途中から、早くも続編を期待してしまいました。
しかし...この時代の女性の旅の大変さ、青木先生との今後を考えて、ハッピーエンドではないのか、と思い、映画「卒業」のラストシーンが目に浮かびました。
玄冶店の女 (幻冬舎文庫 う 4-2)
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玄冶店とは東京・人形町あたりに実在した長屋らしい。
本作は、そこに住む女たちの日常をつづった連作短編で、それぞれの性格や言動がなかなか小気味いい。
ま、日常といっても、登場する女たちのほとんどはお妾さんなので、一般人たる我々からすると“非日常”なのだが。
お店という狭い世界でのホームドラマを描かせたら、宇江佐さんはとてもうまい。
話の内容は違うけれど、同じ作風の発展系としては「あやめ横丁の人々」がおススメ。
本作は、そこに住む女たちの日常をつづった連作短編で、それぞれの性格や言動がなかなか小気味いい。
ま、日常といっても、登場する女たちのほとんどはお妾さんなので、一般人たる我々からすると“非日常”なのだが。
お店という狭い世界でのホームドラマを描かせたら、宇江佐さんはとてもうまい。
話の内容は違うけれど、同じ作風の発展系としては「あやめ横丁の人々」がおススメ。
主人公は玄冶店に住むお玉。花魁あがりの20代後半のまじめな女。
身請けしてくれた旦那に去られ、孤独に苛まれながら、新しい恋に落ちるが・・・。
というお話。
玄冶店に住む似た境遇の妾たちのストーリーも同時に進展して進む。
結構売れているようですが、
本書、他の宇江佐作品と比べると満足感がちょっと低かった。
ずばりお玉の相手役、青木の描写が不足していたように思う。
本作は作者が主人公のお玉に感情移入しており、
お玉の内面だけが浮き上がってくるような、
そんな長編(連作)ものになっている。
最後まで青木が今イチ動かないのだ。
山本周五郎のように、
内面の描写をもっとはしょって書いてもいいのじゃないかと思った。
宇江佐さんは私の期待値の高い作家だけに、
若干フラストレーションが溜まった。
身請けしてくれた旦那に去られ、孤独に苛まれながら、新しい恋に落ちるが・・・。
というお話。
玄冶店に住む似た境遇の妾たちのストーリーも同時に進展して進む。
結構売れているようですが、
本書、他の宇江佐作品と比べると満足感がちょっと低かった。
ずばりお玉の相手役、青木の描写が不足していたように思う。
本作は作者が主人公のお玉に感情移入しており、
お玉の内面だけが浮き上がってくるような、
そんな長編(連作)ものになっている。
最後まで青木が今イチ動かないのだ。
山本周五郎のように、
内面の描写をもっとはしょって書いてもいいのじゃないかと思った。
宇江佐さんは私の期待値の高い作家だけに、
若干フラストレーションが溜まった。



