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底辺女子高生 (幻冬舎文庫)
豊島 ミホ
価格: ¥520 (税込)

文庫
出版社: 幻冬舎
発売日: 2006/08
ISBN: 4344408322
おすすめ度:5.0
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男性には合わない気がします
元来女性はお喋りだと言われる。他人のことや自分のことをとかく喋りたがるというのだ。
女性とは確かにこう言われる通りの人で、著者もまたそうであるとすると、本書はそれを裏付けているものだと言えると感じる。

自分のことを話す以上、どうしても重点になってしまうのは、主観的に最も自分が主役である瞬間、であるように思う。女性はこの最も自分が主役である状況が好きだとよく言われる。

そしてその瞬間を説明するのに重要なのはベクトルの大きさである。「不幸自慢」「悲劇のヒロイン」などのコトバが象徴するように、マイナス方向のベクトルでも主観的な思い入れの深さ次第で自分を主役にする要因となりうる。

とすると本書は、女子高生街道を驀進するという女子高生という立場での主役から転落したこと、つまり女子高生として底辺であるということが逆に著者を主役たらしめんとする要因であって、トラウマとも呼べそうなエピソードの数々は話の山場である一方で、最も自分を主役として引き立たせる演出としての、単に個人的に思い入れの深い出来事にすぎないとも見ることができる。

こういった構図を苦手とする男性は少なくないだろう。相手にとっては大事だが自分には興味の無い話を根気良く聞いてあげる能力は、女性の学生のうちに培われるものとは比べ物にならないだろうから。
それに加えて女子高生街道を転落することの意味するところが当事者では無い男性にはわかりにくいのも早々に興味を削がれてしまう要因のひとつだと思う。

やはり他人の話とは往々にしてすぐ飽きてくるもので、自分語りとなればなおさら早く段々と上の空になってしまう。
本書も一度つまらないと感じると、気が散ってきて読む目が左に進まなくなる。しかし本人の眼の前で耳をふさぐのを我慢する必要は無い。ただ本を閉じればいい。その点は楽で良い。
大好きです!!!!!
わたしのお気に入りの本に迷いなく入ります。読みながらくだらないあの日常の新鮮さや切なさが思い出され、何度も目に涙が浮かびました。
わたしも書き物が好きで…こんな風に豊島さんのように飾らない、でも素敵な心に響く文章が描きたいです。

文章と共に載ってる豊島さんの絵もかわいらしく、頬が緩みますよ〜(o^-^o)♪
『檸檬の頃』のストーリーの背景になった作者の実体験を赤裸々に
「檸檬のころ」を単独で読んでも素晴らしかったけど、こんな高校生活が背景にあったことを知り、もう一度読み直したくなった。すべての豊島ファンにお勧めしたい。
異色エッセイ
女性作家さんのエッセイて、大半がおしゃれ〜な感じで、
「いいなこんな生活」て思うのですが、その対極をいく豊島さんの
エッセイは面白い。

特に自虐でもなく、普通の生活を送りたいのになぜか空回りしてしまった
高校生活のことを、数年後に客観的に書いているというスタンスがよい。

底辺でも、そうでなくても長いと思われる人生のなかではさほど気にすることでも
ないよ、と悩める現代高校生に読んでほしいと思われる一冊です〜。
豊島ミホ・・・友達になれそうだなぁ。
豊島さんと同じく、私も田舎で地味な高校生活を送った人間です。
正直、底辺ではなかったと自分では信じてますが、
彼女が抱えている不安や自身のなさ、そしてなんの根拠のない自信・・・
わかりすぎるほどわかりました!
「この本を書いたのは私か!?」ってくらいに共感できました。

スキー授業の憂鬱、派手系クラスメートとの確執、制服改造の有無・・・わかるわかる。

でも、ほんとに底辺で地味な子は
自分のこのダサい青春を世にさらすことなんてきっとできない。
キングギドラ3人娘たちへ本の存在を知られることを恐れ、
ジメジメと後悔や恨みを自分の中に募らせるだけのはず。
なのにそれを恐れず、ここまで書いちゃった豊島ミホが私は好きだ!!!
これを出来た豊島ミホは決して「底辺」ではない!

地味女子にも、地味男子にも青春はあった。
かつての地味高校生にぜひぜひ読んで笑ってほしい一冊です♪



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