温泉旅館、美人女将、ヤクザ、緊縛、調教。あァ、なんて懐かしいキーワード達。今となっては古臭いとしかいーよーかないこれらの素材をそのまんま使ってる。
鬼六ファンが新作読みたいあまり自分で書いてみちゃった、みたいな作品。
当然劣化コピーにしかなりえていない。これにあって鬼六にない要素はまったく見当たらない。少しマイルドでとっつき易い、てくらいかねェ。
正直鬼六御大の諸作品読んだほーがイロイロと満足できんでね?とは思わないでもないけど、ことさらに濃いがゆえに冗長かつ長大な御大の諸作はちょっくら腹にもたれる、という向きにはヨイのかもしんない。
もしこれ読んでボリューム不足を感じたなら御大の作品にチャレンジすべし。★三つは入門作品としては悪くはないよね、て評価。目立つ欠点は感じられないし、昭和の頃のこうした小説の雰囲気をかなりよく伝えてくれているとは思う。大時代な官能小説に興味があるが、なに読んだらいーんだろ?みたいな人にはうってつけなんじゃないかな。
縄痕の宴―夜の飼育 (幻冬舎アウトロー文庫)
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