途中下車 (幻冬舎文庫)
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誰かを守ると決断した時、人は何をするのだろうか。言葉で伝えるのはとても簡単なことで、この本の主人公のように、行動で成し遂げることはとても難しいと思う。それも兄弟でもあり恋人でもある、妹となると、現実は重たく苦しいものになってしまうはず。けれども、作者は苦しみや悲しみよりも先に、淡々とした日常の喜びを描くことで、ただの悲恋に終わらせていない。禁忌を今までにない形で描いた、素敵な作品だと思った。
2001年 第1回 幻冬舎NET学生文学大賞・大賞受賞
僕が愛してやまないのは、妹。
たとえそれが世間的にみとめていられなくとも、ぼくはずっとずっと妹を愛し抜く。
いかに屈折していようとも、「僕」が選び取った生き方を守り抜く姿が、心地よいです。
それが爽やかで、快く思えてきます。
そんな「僕」の青春を描いた作品。



