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燃えつきるまで (幻冬舎文庫)
唯川 恵
価格: ¥560 (税込)

文庫
出版社: 幻冬舎
発売日: 2005/04
ISBN: 4344406516
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 49587位
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もう一つの角度から
女性の心境はとてもよく分かる内容だけれど、相手の男性の別れると決断するまでの、そして別れてから新しい彼女ができ、別れた彼女の嫌がらせに対する気持ちなど視点を変えても読みたい。江國香織さんと辻仁成さんの『冷静と情熱の間に』のような感じで。
女特有の、人間特有のネチっこさ。
最初、読んだ時はすごくネチっこい小説だと思いました。
だけど、主人公の気持ちが痛いほど分かるんです。
人間だから、仕方ないんです。
憎悪や妬みがあれば、当然ネチっこくなってしまうんです。
特に、恋愛はそう。
憎悪が募りやすいし、変なプライドを持ってしまいがち。
グチャグチャした人間関係や、人間の醜い部分を見るのが好きな人にはピッタリの小説です。
それとともに、読むと学ぶこともきっとあります。
今、交際中の方への見方も接し方も自然と変わるんじゃないでしょうか。
傍に居てくれる相手が居るって、どれだけ幸せか。
また、失ったものは戻ってこないということを教えてくれる小説です。
心の底で共感
結川さんの描く世界って、女性なら少しは共感できるところがあると思います。
「そんなこと絶対にできない!」って思いながらもいつも自分が我慢しているところが描かれている…。
だから、読んでいてなんだかとても切なくて苦しいし、たまに気持ちが悪くなることも。
けど、どこかで清々しさも感じられたりして。

この『燃えつきるまで』の主人公の女性の失恋後の行動は、いけないことだとは思いながらも応援している自分がいました(汗
唯川恵さんの小説は大変読みやすいので本が苦手な女性にお勧め。
慰められたり、同情を向けられるより、欲しいのはこういう女としての
自信を取り返せる種類の言葉だったのだと実感した。

なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。
夜中にひとりで読むのはやめましょう
文庫本で300ページ超の作品で
「別れようか」というセリフから始まる。
それは五年付き合った32歳の男から31歳の女に発された言葉である。

以降、ずっとその別れを受け入れられない女の苦悩が最後まで綴られる。
やはり恋愛小説に幸せな話は合わないのだろうか。
あまりにも悲惨な話であるのに、はまり込んでしまうし、
いつ自分がこのような悲惨な状態に陥ってしまうかもしれん、
とも思ってしまう。

付き合うには両者の意思が必要やが、別れるには一方の意思だけでよい、
なんて恋愛小説によくある文句が心に重く響く。

周りは幸せに見え、自分だけが不幸なように思えてしまう。
そのような人間心理も表されているとは思いつつも、
やはり結婚するつもりでいた30代の女性に突如訪れた別れがメインであり、
その展開には寒気がする。
落ち込んでいるときに読むのは危険な本。

ビビりながらも引き込まれていく感じでした。



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