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恋愛の格差 (幻冬舎文庫)
村上 龍
価格: ¥520 (税込)

文庫
出版社: 幻冬舎
発売日: 2004/06
ISBN: 4344405307
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 47383位
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何にも頼らない生き方、自立のススメ
「恋愛の格差」というタイトルから恋愛論を想像して読んだけれども、これは恋愛論というより生き方論だと思う。「普通ってなに?」「マジョリティとは?」「社会って?」「世間とは?」「安心できる生き方ってなに?」村上龍はこの本の中で読者に徹底して問い続けている。国として目指すべき方向がわからなくなった(と村上は言う)今、普通の、安心できる生き方などない。国に、会社に、家族に、異性に依存することで「安定」が手に入っていたこれまで。でももうそういったものに依存することはできない。技術や知識がなければ、これからは社会の底辺で生きていくことを(=それは選択肢がないこととも言えるだろう)余儀なくされる。だから、自立すべき。自分の知識と技術ベースに充実した仕事をもって、自分で稼ぎ、自立した人間として生きて初めて恋愛できる。それがこの本のメッセージのようだ。よくあるメッセージといえばそうだけど、割と楽しめた。

買って損する薄い内容。
読んでもいいが、買う必要はありません。
結論は収入がキチンとしてないと、社会的な行動である恋愛も
出来ないといっているだけです。
親元から自立してないと、セックスする空間がカーセックスかラブホに
なってしまい、恋したい人は困るはずだと考察するのも、
当たり前ことで、親爺の説教の範囲です。
この本を買って変わる人はないと思います。
この本の目的は?
古本屋で買いました。村上龍の本を読むのは初めてです。

展開される議論には正しい面も多いと思うのですが、何故かすんなりと共感できません。
それぞれが自立したタフな人間になっていくことの必要性はわかるのですが、皆がみなそんな人間にならなければいけないのでしょうか。そうなることで現在の諸問題は本当に解決されていくのでしょうか。
私にはどうしてもそうは思えないのです。
しかもこの本には、すでにタフな人間から「もっとタフにならなきゃヤバイぞ」というメッセージが示されるだけで、「弱いものがタフになるためにどうすればよいか」というヒントは一切示されていないのです。
結局この本を共感を持って読むことができるのは、すでに経済的にも安定したタフな人間だけであって、そうでない人にとっては頭ごなしにものを言われているような印象が強いのではないでしょうか。

常に自立してタフに生きようとしてきた村上龍さんには、サラリーマンや引きこもりや依存について当事者の状況を想像することは不可能で、平等なものの言い方をすることはできないのではないかと思います。
この本を読んで前向きになったり生き方を見直したりする人はまずいないでしょう。村上さんは、いったい誰に何を言いたかったのでしょうか、疑問です。
もう少し、人に対するやさしい視点があればずいぶん感じ方も違ったと思うのですが。

やっぱり村上節
恋愛の話から、経済に飛んだり哲学的になったり、またしても村上節炸裂のエッセイです。
なるほどと思う話もあったり、村上龍はこんな風に感じるのかと思ったり、感じ方もひとそれぞれだと思います。
男性的な視点
村上龍さんの著書は殆ど読んだことがありませんが、私も題名に惹かれて暇つぶし程度に購入。

本文中で自ら何度も書いていますが、恋愛エッセイなのに、視点が非常に社会的です。
女性の書く恋愛エッセイの方が世には多くありますが、比較してとても客観的であることが、私には読みやすかったです。

女性の著者の場合は、同性であるが故の意見の相違を強く感じてしまうから。

自立していなければ恋愛できないという理論の構造がこんな感じかと思いますが「自立→社会/経済情勢→歴史/コミュニケーション(国民性)」、確かにそいういうところはあるかも、と思いました。
こんな感じなのであまり押し付けがましさは感じずに読めたのがよかったです。




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