株本じゃないじゃないか(笑)と思うようなタイトルですが
著者は2000年のITバブル崩壊で1800万円もの借金を残してしまった実話です。
一條さんは当時、誰もが夢中になるあの「光通信」「ソフトバンク」で大損をするわけですが。
リアルで舞い上がる自分と地に落ちていく自分の過程は
何か著者が読者に「あなただけは自分のようにならないで」と伝えているようでもある。
この本を通じて著者は優しいのだ!そしてどこの会社にでもいそうな普通のサラリーマンが
夜には出張ホストとして女性に買われている。
そこが面白くもあり痛々しくもある。
読む前には2つの興味があった。
出張ホストとはどんな人がどんな感じで仕事をしているのか
いったいどんな女性たちがホストを呼ぶのかと、
読み終えたとき自分はこの世界をずいぶん誤解していたことを知ることができた。
現実の世界と何も差なんてない。非日常なわけでもない。
いたって普通の女性。誰もが寂しさや悩んだり迷ったりしそうな普通の理由で
普通にホストを必要としているのだ。
出張ホスト―僕は一晩45000円で女性に抱かれる (幻冬舎アウトロー文庫)
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出張ホストの話は世間では噂が先行して現実が見えなかったが、この本を読むとごく鮮明にわかる気がする。ちょっと羨ましくもありまた自分にはとてもできないと思ったりもする。女性の性の本質とは?僕にとって永遠の疑問でした。男ばかりが性欲にかられ風俗を利用するのは普通だけど、女性だって性欲を発散したい気持ちはありそれがとても生々しく伝わってくる。とても興味深い内容です。作者は借金で出張ホストを始めるごく普通の会社員。だから自然な目線で非現実的な世界が描かれているのだ。これは男性にも女性にも推奨する作品です!
「お客さんはどんな女の人なの?」「どんなことやらされるの?」「で、けっきょくオイシイ仕事なの?」といったぐあいに、出張ホストの方と話す機会があれば、会話(?)は尽きなそう。そして著者も、その「夜のオシゴト」の詳細を、事細かに教えてくれる。ぜんぶで19人の女たちの、19の容姿、19の人柄、19のプレイ内容は、本当に多様で面白い。処女から、夫の目の前でのセックスまで、「わけあって出張ホストの仕事をやろうか迷ってるんだけど」なんて人には、大助かりの一冊だろう。たぶん。
1ケースが、だいたい10ページ前後という読み易さも嬉しい。でも、なにより、著者の姿勢に好感が持てる。本書の中で著者が思ったことの描写、それは「借金生活しんどいなあ」なんてことだけではない。お客さんを前にしたとき、かわいいか、かわいくないか、なのだ。かわいくなかった場合、著者はトークを盛り上げ、ベッドの時間をなるべく短くしようと躍起になる。そして、かわいかった場合は、こともあろうに恋心の片鱗を見せたりする。男として当然の行動原理だと分かっているけど、それが出張ホストの口から出ると、なんだか安堵の溜息のようなものが口から出る。こうしてできあがる出張ホストの人間像は、想像もつかない苦労人というよりも、自分とたいして変わらない、そのへんの男の部分が浮き彫りになり、親近感を覚えるものとなるのだ。不謹慎だろうか。どれだけ親しみやすいと感じても、著者自身は笑えない状況にいる。本書の最後でも、一晩45000円で男を買う女性と、ビニール傘とのコントラストが、言いようのない、都市の苦労に塗れた哀愁を漂わせる。でもビニール傘の哀愁なんて誰しもが味わったこと。やっぱり僕はこの著者を、苦労人としていたわるのではなく、なんてことない、ただの隣人として迎えたいと思った。
タイトルはいかがわしいのですが、思いのほか、真面目に書かれた本でした。著者は、株で借金を作ったため、昼間は普通の勤めをする傍ら夜は出張ホストをはじめたと書かれています。彼を呼んだ女性達とのエピソードが綴られています。出張ホストを呼ぶ女性達が殆ど「普通」の女性達であることに興味が湧きました。世の中には、孤独を感じている女性達がたくさんいるんですね。かつては、男が女遊びをして憂さを晴らすだけだったのですが、今では女性の立場で実行する女性が増えているんですね。読み終えて何か寂しくなうような感じです。
出張ホストの主人公が出会う登場人物達とのやり取りを
通じて、人は独りでは生きられない寂しい生き物なのだ、
と読者は実感するだろう。
読み易いが故にとてもシンプルに心に響く作品に仕上って
いると思う。
凹んでいる心にフッと温かいものがこみ上げてくる。
そんな作品。
通じて、人は独りでは生きられない寂しい生き物なのだ、
と読者は実感するだろう。
読み易いが故にとてもシンプルに心に響く作品に仕上って
いると思う。
凹んでいる心にフッと温かいものがこみ上げてくる。
そんな作品。



