コンセントは面白かった。アンテナもまあまあ面白かった。
しかし、この作品は・・・
まず、全体に渡って同じことの繰り返しが目立つ。
それと理屈が多すぎる。
そして致命的なのがラスト。
あまりにもインパクトがなさ過ぎる。
コンセントのラストが好きなひとには拍子抜け間違いなし。
資料を読みすぎてそれをすべて作品で吐き出そうとした無理が目立つ作品である。
モザイク (幻冬舎文庫)
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『コンセント』、『アンテナ』の前2作に比べると著しく劣る。
携帯電話、電磁波、新興宗教、引きこもり、児童虐待など、現代の諸問題を強く意識しているが、どれも消化しきれていない。
何より、小説としての起伏に乏しく、読後のカタルシスも薄い。
作者がこの小説で描きたかった世界を評価しつつも、実際に描けた小説が頭でっかちで、描きたかった世界を十分に描けたとは言いがたい。
携帯電話、電磁波、新興宗教、引きこもり、児童虐待など、現代の諸問題を強く意識しているが、どれも消化しきれていない。
何より、小説としての起伏に乏しく、読後のカタルシスも薄い。
作者がこの小説で描きたかった世界を評価しつつも、実際に描けた小説が頭でっかちで、描きたかった世界を十分に描けたとは言いがたい。
田口ランディは四角い文章を書く。ヒトの生活感あるいはヒトをそして精神をも淡々と描いてしまう。そっけなさを感じるものの、後ろ髪をひかれる。そんな彼女らしさというか、彼女の根源的な思惑がうかがえる作品だ。個々が[個]であることの寂しさ、安らぎであることの皮肉さを私達は知りながらも、それは完全であると。-完全なる不完全-私達はモザイクの一辺だ。あらゆる枠に翻弄されながらも。
コンセントで大ブレイク、アンテナで急降下、モザイクで大爆発、という感じ。
衝撃的な話である。いわゆる正常と異常の境界なんてなく、世間一般的に異常と見られる人だって一部の人、つまり、その人を理解できる人からすれば正常になる。
そんな視点で見れば、今の渋谷に集まる若い人たちは全員正常なのである。事件を起こそうがそこには本人なりの正常があり、それは誰にも判断できない。
電波やチェンメのくだりは読ませる。存在意義が謎の登場人物がいたり、最後のほうの展開はちょっと気に入らなかったが、十分に面白く読める範囲である。
衝撃的な話である。いわゆる正常と異常の境界なんてなく、世間一般的に異常と見られる人だって一部の人、つまり、その人を理解できる人からすれば正常になる。
そんな視点で見れば、今の渋谷に集まる若い人たちは全員正常なのである。事件を起こそうがそこには本人なりの正常があり、それは誰にも判断できない。
電波やチェンメのくだりは読ませる。存在意義が謎の登場人物がいたり、最後のほうの展開はちょっと気に入らなかったが、十分に面白く読める範囲である。
「コンセント」はほどほど、
「アンテナ」はかなり面白かったので、
つまらないとは全く想像してなかったけれど、
正直、つまらなかった。
「アンテナ」はかなり面白かったので、
つまらないとは全く想像してなかったけれど、
正直、つまらなかった。
こむずかしいくだりばかりなわりには、
稚拙だし。
響くくだりも幾つかあるんだけど、
非常に疲れるし、焦点のぼやけた作品だと思う。



