6年前に読んだ文庫をもう一度読んでみたら、
とんでもなく感動してしまいました。
後半はもう涙が止まらず、号泣。
完全に世界へ入ってしまいました。
作者さえも、まるでこの主人公「沓子」が実在するのではないかと
錯覚をしてしまったと言うほど、切なくも鋭い描写で読者を物語へと
引きずり込んで行きます。。。
私はここまで真剣に恋愛をした覚えが無いんですが、
この本を読んで、こんなにも辛い思いはしたくないな・・・と。
後悔することの無い人生、恋愛をしたいなぁとつくづく痛感しました。
サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
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辻仁成って、女優の奥さん捨てて、またまた美人の元アイドル女優と再婚したということで私の中のイメージはかなり悪かったです。
この本は友人から薦められて読んだのですが、想像以上に楽しめた作品でした。
まず、1975年の海外赴任を体験する主人公、という設定が新鮮でした。
私自身も現在海外に住んでおり、日系社会でどんどん取り残されていく海外駐在員の様子がうまく描写されているとおもいます。
二人の女性でゆれるところなんて、きっと作者の心情をかいているんだろうなと思わせるくらい説得力と現実性にあふれていました。
ほんのつかの間の恋愛が、人生のすべてになる
いや、ほんのつかの間だったころこそその美しさが永遠になる
そんなことを考えました。
そして、昔の恋を思い出しました。
作者は現在フランスに住んでいるらしいですが、彼の本を読むと、創作意欲は海外でこそ生まれてくる人なんだろうな、とおもいました。
辻仁成の本、もっと読んでみたいな。
この本は友人から薦められて読んだのですが、想像以上に楽しめた作品でした。
まず、1975年の海外赴任を体験する主人公、という設定が新鮮でした。
私自身も現在海外に住んでおり、日系社会でどんどん取り残されていく海外駐在員の様子がうまく描写されているとおもいます。
二人の女性でゆれるところなんて、きっと作者の心情をかいているんだろうなと思わせるくらい説得力と現実性にあふれていました。
ほんのつかの間の恋愛が、人生のすべてになる
いや、ほんのつかの間だったころこそその美しさが永遠になる
そんなことを考えました。
そして、昔の恋を思い出しました。
作者は現在フランスに住んでいるらしいですが、彼の本を読むと、創作意欲は海外でこそ生まれてくる人なんだろうな、とおもいました。
辻仁成の本、もっと読んでみたいな。
辻一成氏の小説のすべてが好きだとはいいませんが、この作品はかなり入れ込んで書いたなと思わせる何かが感じられます。自分の人生をかけて書いた作品だと思っていいでしょう。
他のレビューを見ると、リアリティがないとか、何十年も思い続けるなんて男の身勝手だとか、単なる欲望だの云々とおっしゃってますが、リアリティがないからこそ小説の世界にのめりこむものではないですか?同じ男性を何十年も思い続けるなんて無茶だ。そう、ほぼありえない。だからこそそんなことがあれば人生ってなんてエキサイティングなんだと思う。
人は、家族を愛する深くかけがえの無い愛情のほかに、言葉では表せない異性への熱情に遭遇することがある。これまで信じて守ってきたいっぱしのモラルを一瞬で崩壊させるような熱情に出会う時、私はどうするんだろう。
私は3回続けて泣きながら読みました。
他のレビューを見ると、リアリティがないとか、何十年も思い続けるなんて男の身勝手だとか、単なる欲望だの云々とおっしゃってますが、リアリティがないからこそ小説の世界にのめりこむものではないですか?同じ男性を何十年も思い続けるなんて無茶だ。そう、ほぼありえない。だからこそそんなことがあれば人生ってなんてエキサイティングなんだと思う。
人は、家族を愛する深くかけがえの無い愛情のほかに、言葉では表せない異性への熱情に遭遇することがある。これまで信じて守ってきたいっぱしのモラルを一瞬で崩壊させるような熱情に出会う時、私はどうするんだろう。
私は3回続けて泣きながら読みました。
辻仁成のこてこての「恋愛小説」です。
今度、「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が中山美穂で映画化すると言うことでなければ、手にしなかった本だと思います。
この中に出てくる詩の一部
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思いだすヒトにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」
この小説に登場する人たちは、ほとんどこの「愛したことを思い出すヒト」だろう。
約三分の二に及ぶ第一部は、“青少年”豊と謎の女沓子との狂おしい愛の4ヶ月です。
そして、この4ヶ月が二人にとって、人生のすべてになってしまう(特に沓子にとっては)のですが、ひょっとすると、この結婚前の4ヶ月と言う制限付きの愛であったから、一層燃え上がったのかも知れません。
と同時に、二人が別れるとき、本当にこれが人生最高の愛の時だと気付いていなかったのかも知れません。
閉ざされた愛は、記憶の中で永遠となってしまったかも知れません。
それにしても、豊の親代わりとも言える滝沢ナエの言葉が重く響きます。
「悩んでもいいけれど、迷わないで欲しい」
「後悔ばかりが残る人生だけは、選ばないで欲しい」
「迷い、堕落する時はある・・・そういう苦しい堕落を経験した人間は必ず正しいものを見抜く力が宿る」
二人は、正しい決断をしたのでしょうか?
もし、再会の機会がなければ、後悔の人生を歩んだということになったのではと思います。
作者は、ここで「神の手」を差し伸べ、二人に幸せな愛の完結をもたらします。
こんな愛の経験を持てる人が、どれだけいるのでしょうか。
今度、「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が中山美穂で映画化すると言うことでなければ、手にしなかった本だと思います。
この中に出てくる詩の一部
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思いだすヒトにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」
この小説に登場する人たちは、ほとんどこの「愛したことを思い出すヒト」だろう。
約三分の二に及ぶ第一部は、“青少年”豊と謎の女沓子との狂おしい愛の4ヶ月です。
そして、この4ヶ月が二人にとって、人生のすべてになってしまう(特に沓子にとっては)のですが、ひょっとすると、この結婚前の4ヶ月と言う制限付きの愛であったから、一層燃え上がったのかも知れません。
と同時に、二人が別れるとき、本当にこれが人生最高の愛の時だと気付いていなかったのかも知れません。
閉ざされた愛は、記憶の中で永遠となってしまったかも知れません。
それにしても、豊の親代わりとも言える滝沢ナエの言葉が重く響きます。
「悩んでもいいけれど、迷わないで欲しい」
「後悔ばかりが残る人生だけは、選ばないで欲しい」
「迷い、堕落する時はある・・・そういう苦しい堕落を経験した人間は必ず正しいものを見抜く力が宿る」
二人は、正しい決断をしたのでしょうか?
もし、再会の機会がなければ、後悔の人生を歩んだということになったのではと思います。
作者は、ここで「神の手」を差し伸べ、二人に幸せな愛の完結をもたらします。
こんな愛の経験を持てる人が、どれだけいるのでしょうか。
タイトルでもあり、文中にも出てくる「サヨナライツカ」と言う詩。
愛されることを願うのか、愛することを望むのか。
自分の過去の恋愛について、色々と想い出し切ない気持ちにさせてくれます。
特に20代半ば以上の女性には響くと思います。
大多数の男性にはあまりピンとこないだろうけど、ちょっと気になる女性との会話には使えるはず。
小説として読むことはあまりお勧めできませんが。。。
愛されることを願うのか、愛することを望むのか。
自分の過去の恋愛について、色々と想い出し切ない気持ちにさせてくれます。
特に20代半ば以上の女性には響くと思います。
大多数の男性にはあまりピンとこないだろうけど、ちょっと気になる女性との会話には使えるはず。
小説として読むことはあまりお勧めできませんが。。。



