罪とは、罰とは何か。様々な場面で「常軌を逸した人」と「そうでない人」が描かれていますが、誰もが「常軌を逸する」可能性を秘めている事を指摘しています。
最初からあとがきに至るまで、傑作揃いの短篇集です。
マグネット (幻冬舎文庫)
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9つの短編集です。
中でも最初と最後のストーリーに心惹かれたので、ちょっと書きます。
最初のストーリーは「熱いジャズと焼き菓子」
私たちは、きっとみんな、つき合っている人とは、
他の人が入り込まない個人的な一対一のつき合いと、
社会の一部である人間同士としての、他人や社会をも巻き込んだつき合いと、
両方の立場をとりながら、接していると思うんです。
でも、そのバランスって崩れるときがあるかもしれない。
そうなったとき、
社会を捨てその人との恋に生きることと、
社会性を失わず、道徳と倫理に従って冷静に行動することでは、
大きな違いがあるようで、実は紙一重。
女性はたいがい、相手の一言によって、前者にも後者にもなれるんじゃないかな。
きっと私も、普段は毒のない良き市民をしているけれど、
相手によっては…???、なんて考えてしまいました。
最後の話は「最後の資料」という
著者・山田詠美さんの身内の方が登場する実話です。
著者の身辺や、実際の考え方、もののとらえ方が見えて
とても興味深いです。
中でも最初と最後のストーリーに心惹かれたので、ちょっと書きます。
最初のストーリーは「熱いジャズと焼き菓子」
私たちは、きっとみんな、つき合っている人とは、
他の人が入り込まない個人的な一対一のつき合いと、
社会の一部である人間同士としての、他人や社会をも巻き込んだつき合いと、
両方の立場をとりながら、接していると思うんです。
でも、そのバランスって崩れるときがあるかもしれない。
そうなったとき、
社会を捨てその人との恋に生きることと、
社会性を失わず、道徳と倫理に従って冷静に行動することでは、
大きな違いがあるようで、実は紙一重。
女性はたいがい、相手の一言によって、前者にも後者にもなれるんじゃないかな。
きっと私も、普段は毒のない良き市民をしているけれど、
相手によっては…???、なんて考えてしまいました。
最後の話は「最後の資料」という
著者・山田詠美さんの身内の方が登場する実話です。
著者の身辺や、実際の考え方、もののとらえ方が見えて
とても興味深いです。
幻冬舎刊ということから、もう俗受け目当て、金儲け、発売部数戦争丸わかりです。
他人がまねできない?世の中かの女史のエピゴーネン(模倣者)だらけですけど、文学にちっとでも、かかわっている人は、皆知っている。
知らぬは、大衆ばかりなり、それも年端も行かぬ、女学生あたりを狙いにしているらしい。文学の層を広めていると、出版社は口実するかもしてませんが、結局は薄めているばかりでは、希釈され尽くしたの飲んで満足しているでは、本格文学の対抗できませんけど、難解といって、難しいもの放擲し、彼女の元に馴れ合い集団として、しがみつくのか?単なる愚民主義でしかないと思いますけど、売春だ!犯罪だ!猥褻!SEX!みな村上龍がやり尽くしたことですけど、もう本人も飽いたのか、続かなくなったのか?総合小説やら書いていますが。
とにかく、書き手と読み手の甘えあい、商業として成り立つからいいではないか?
結果として何が来るか、《文学》の決定的不在とポピュリズム…行き着く先は?…あんたらも知識人の端くれの矜持があるなら、自分で考えなさい。!!!
他人がまねできない?世の中かの女史のエピゴーネン(模倣者)だらけですけど、文学にちっとでも、かかわっている人は、皆知っている。
知らぬは、大衆ばかりなり、それも年端も行かぬ、女学生あたりを狙いにしているらしい。文学の層を広めていると、出版社は口実するかもしてませんが、結局は薄めているばかりでは、希釈され尽くしたの飲んで満足しているでは、本格文学の対抗できませんけど、難解といって、難しいもの放擲し、彼女の元に馴れ合い集団として、しがみつくのか?単なる愚民主義でしかないと思いますけど、売春だ!犯罪だ!猥褻!SEX!みな村上龍がやり尽くしたことですけど、もう本人も飽いたのか、続かなくなったのか?総合小説やら書いていますが。
とにかく、書き手と読み手の甘えあい、商業として成り立つからいいではないか?
結果として何が来るか、《文学》の決定的不在とポピュリズム…行き着く先は?…あんたらも知識人の端くれの矜持があるなら、自分で考えなさい。!!!
全編、詠美さんの表現力の鋭さに感嘆しながら読みましたが、
「最後の資料」で特にせつなくなりました。
闘病ノートに記された「今回のケース」という
言葉。子供達を甘やかす義弟の心の内。
「最後の資料」で特にせつなくなりました。
闘病ノートに記された「今回のケース」という
言葉。子供達を甘やかす義弟の心の内。
詠美さんの死をテーマにしたお話は、どれも
「逃れられない恐怖」と「残された時間の
甘やかさ」でマグネットのように読者の心を
引き付けて離さない。
読む人の精神状態や年齢で感じ方が違って来ると
思う本書は、時間を空けて何度も読みたい1冊です。
この本がAmy初体験でした。私は当時中学校2年生だったので読んでるあいだ、なんだか胸が熱くなりました。特に気に入っているのは一番初めの『熱いジャズの焼き菓子』と『解凍』、『瞳の致死量』です。
『熱いジャズの焼き菓子』は幼心にも主人公の切ない気持ちが伝わってきました。書き出しもかっこよくて、本を開いて一文読んだところから、読む気が衰えることなく最後まで読めました。
『解凍』『瞳の致死量』は子どもだった私にとってはけっこうストーリーが好きな作品でした。この2つの物語の登場人物たちは世の中の矛盾や屈折の縮図だ、というのは言い過ぎかもしれませんが、心が曲がった者たちの美しさが描かれています。山田詠美さんは人の心の屈折を描くのがとても上手いと思います。
私は山田詠美の作品の中で、『アニマル・ロジック』の次にこの本が好きです。
『熱いジャズの焼き菓子』は幼心にも主人公の切ない気持ちが伝わってきました。書き出しもかっこよくて、本を開いて一文読んだところから、読む気が衰えることなく最後まで読めました。
『解凍』『瞳の致死量』は子どもだった私にとってはけっこうストーリーが好きな作品でした。この2つの物語の登場人物たちは世の中の矛盾や屈折の縮図だ、というのは言い過ぎかもしれませんが、心が曲がった者たちの美しさが描かれています。山田詠美さんは人の心の屈折を描くのがとても上手いと思います。
私は山田詠美の作品の中で、『アニマル・ロジック』の次にこの本が好きです。



