尊厳死を巡る話で、家族や婚約者の葛藤がリアルに描かれて引き込まれた。
前半は交通事故で意識不明になった三島耕一の自宅から見つかった尊厳死の要望書を受け入れるかどうかを父、母、妹、婚約者、医者それぞれの視点から考える展開、後半は亡くなってしまった三島耕一の死の事実を究明する展開、どちらも読み応えがあった。家族や婚約者の視点だけでなく、医者の心情もしっかりと描かれており、「医者は患者を助けるために全力を尽くすべきだ」、「医者は家族に共感しすぎてはいけない」、「患者のためとしてやっていることは自己満足ではないか」といった心情にも踏み込んでいることは興味深かった。
この物語では、大切な人が尊厳死を望んでいることを理屈では理解していても感情的に受け入れられないという家族や婚約者の葛藤が痛いくらいに伝わってきた。特に最後に発見された三島耕一のメールにはとても感動した。尊厳死の要望を身内が勝手に解釈するのではなく、自分を愛してくれる人たちを説得して、受け入れてもらって初めて尊厳死が許されるということに異論はないが、「それでも誰かのために意識がない状態でも力尽きるまで生き続けたあとに死ぬことも尊い死である」という結論には共感できた。
無言の旅人
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尊厳死と家族の葛藤を描いた小説です。尊厳死ものでは一押しだと思います。というか、読んでいて本当にひとごとじゃないな、明日はわが身という思いになりました。登場人物それぞれの葛藤がリアルに伝わってきて、一気に読んでしまいました。最後にオチがあります。そして本当に泣けます。そして、この結末が、医学部出身の作者の尊厳死に対する考え方なんだ、というのもわかりました。久しぶりに、何度も読み返したい小説に出合った気がします。
泣きました。大泣きしました。
尊厳死がテーマになっています。
読み始め、何だか初っ端から山場が来てるけど、いったいここからどう展開するんだろう?と思いながら読み進みました。
私などの浅はかな思いなど何の問題もなく展開し、本当に引き込まれ、泣きながらあっという間に読み終えました。ただ字面を追うだけのあっという間でなく、自分だったらなど思いながら。
死に面した婚約者が尊厳死を希望する意志を思わせる書面を残す中、家族の中でも意見が割れ、婚約者という立場故か、時に疑いをかけられ…
主人公も死に面した婚約者の愛に疑問を持ち…
しかも最後にまた一展開
中盤で婚約者が『生命維持装置を外すのは私に』と言う場面には本当に感動しました。
愛するからこそ自分の手で。
頭では思えても心で心底思えるか、私には自信がありません。
死を待つ時間の大切さ、肉体が存在してる重さ。色々と考えさせられます。
絶対に自分には降り懸からないと言えない事だけに、とても考えさせられました。
最後の婚約者のPCに残ってたメールには泣かされます。
泣かない自信のない方は外では読まない事をお勧めします。私は電車の中でどうにも涙が止まらず困りました。。。
尊厳死がテーマになっています。
読み始め、何だか初っ端から山場が来てるけど、いったいここからどう展開するんだろう?と思いながら読み進みました。
私などの浅はかな思いなど何の問題もなく展開し、本当に引き込まれ、泣きながらあっという間に読み終えました。ただ字面を追うだけのあっという間でなく、自分だったらなど思いながら。
死に面した婚約者が尊厳死を希望する意志を思わせる書面を残す中、家族の中でも意見が割れ、婚約者という立場故か、時に疑いをかけられ…
主人公も死に面した婚約者の愛に疑問を持ち…
しかも最後にまた一展開
中盤で婚約者が『生命維持装置を外すのは私に』と言う場面には本当に感動しました。
愛するからこそ自分の手で。
頭では思えても心で心底思えるか、私には自信がありません。
死を待つ時間の大切さ、肉体が存在してる重さ。色々と考えさせられます。
絶対に自分には降り懸からないと言えない事だけに、とても考えさせられました。
最後の婚約者のPCに残ってたメールには泣かされます。
泣かない自信のない方は外では読まない事をお勧めします。私は電車の中でどうにも涙が止まらず困りました。。。



