ひとつ前に戻る

携帯の無い青春
酒井 順子
価格: ¥1,470 (税込)

単行本
出版社: 幻冬舎
発売日: 2007/11
ISBN: 4344014162
おすすめ度:3.0
Amazon ランキング: 269560位
発送可能時期: 在庫あり。

amazonの詳細ページへ
読み苦しくなってきます。
内容的には同時代を生きた者として、たいへん共感を覚え、
自分の若かった頃がプレイバックしてきて良かったです。

ただ、校正者のミスだと思われるのですが、句読点の打ち方がかなり
変でした。
また、”〜でした。”、”〜ました。”という終わり方と
”〜だ。””〜である。”という終わり方とが、
一つの文章に混在しているのは、読んでいるうちにたいへん
読み苦しくなってきます。
著者が何らかの意図を持って、わざと混在されてるのかも
知れませんが、今までいろんな方の文を読んだかぎり、
このように混在されてる方はおられなかったので、たいへん
気になりました。
マーガレット酒井先生と同年代カラオケを
「ずいぶんよくおぼえているんだなあ。さすがマーガレット酒井先生」というのが
第一の感想でした。下の年代の読者にはどう映るのかという興味もわいてきて・・・
就職の内定をもらって「私は総合職なの一般事務なの?」と誰にも聞けずに迷う話
なんて今なら絶対ネタだと思われてしまいそうだけど、同年代の者には少しわかります。
一気飲みやDCブランド、ディスコ、ワンレン・・・・今から見ると笑っちゃうちょっと昔の
話のオンパレード。記憶の確かさ、分析の絶妙さで読ませます。
バブルうらやまし。
「バブルへGO!」とか、林真理子の無駄に女性上位主義な80年代の小説なんかを読むと、バブルがとってもうらやましい。「ものと情報があふれかえり、でも希望は一切ない」という90年代に青春を送った者にとって、「ものも、希望も、これから無尽蔵に増えていく気がする!」というアッパー80年代は夢のよう。

そんな時代への郷愁(体験できなかった世代の者にとっては憧れ)を、存在しなかった「携帯電話」で言い表してしまうセンス。やっぱこの人はすごいな、と思う。



本のみちしるべ Powered by Amazon Web Service
PR: 本をまとめて検索