交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
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前半部分は交渉というより、事件のなりゆきや警察の動きが中心に描かれているが、後半はわずかな手がかりから犯人にせまっていくという、交渉人としての真価が問われる事件だった。事件の詳細や警察の体制など、綿密に描かれリアリティがあるのは前の作品と同じだが、読み出したら止まらないおもしろさがあった。最後の事件と言わず、ぜひまた続編が読みたいと思った。
話を大きくしすぎでしょう。
パニック状態を細かく視点を変えて描写していますが、意外性のある展開も面白い話題もなくただ冗長なだけです。
発端で交渉人を指定する意味がありません。
音声も映像もないメールによる交渉では、本人を特定できないからです。
つまり、最初の電話だけが本人であれば、それ以後は誰でもよいことにります。
犯人と警察、双方ともに矛盾を犯している思います。
ラストもすっきりしません。
無能で悪意ある上級警察官は、免職とかの措置が執られたら良かったと思います。
これらを減点してもなお優れたミステリーと評価するのは、主人公たちの毅然とした態度に好感が持てるからです。
パニック状態を細かく視点を変えて描写していますが、意外性のある展開も面白い話題もなくただ冗長なだけです。
発端で交渉人を指定する意味がありません。
音声も映像もないメールによる交渉では、本人を特定できないからです。
つまり、最初の電話だけが本人であれば、それ以後は誰でもよいことにります。
犯人と警察、双方ともに矛盾を犯している思います。
ラストもすっきりしません。
無能で悪意ある上級警察官は、免職とかの措置が執られたら良かったと思います。
これらを減点してもなお優れたミステリーと評価するのは、主人公たちの毅然とした態度に好感が持てるからです。
前作『交渉人』に比べると、純粋サスペンスとして、ずっと面白い小説。★4個でもいいのだが、現実に起こったテロ事件などをモデルにしている点で、ちょっと安っぽい感じがしたので(設定として借りるだけならまだしも、解決方法にも絡んで来る所は疑問だったし)、減点1にした。この作者なら、完全オリジナルの設定でも十分書ける力があると思うけどね。
あえて難を言えば、犯人との交渉という要素が弱いとは思う。お互い一方通行のメールを発信しているだけで、息づまる駆け引き、というような感じはない。
五十嵐貴久は、私は半分も読んでいないけど、一作ごとに全然違う題材、作風に挑戦し、しかも一定以上のレベルを保っている、そういう多才な作家、という定評は聞いているし、実際、発表された作品群を見ると、『リカ』、『安政五年の大脱走』、『Fake』、『2005年のロケットボーイズ』、『パパとムスメの7日間』…、と題名だけ見ても、実に幅広い。
そういう意味では、前作『交渉人』がベストセラーだったとはいえ、その続編を書くことは、作者として複雑な心境だったのかなあ、と想像してしまう。
内容的には、どうして「最後の事件」なのか、よくわからないのだが、作者としては、第3作は書かないよ、という読者へのメッセージなのか? まあ、シャーロック・ホームズだって「最後の事件」の後で復活したのだから、作者がその気になったら続編を書いてほしい。読者としては気長に待つとしよう。
あえて難を言えば、犯人との交渉という要素が弱いとは思う。お互い一方通行のメールを発信しているだけで、息づまる駆け引き、というような感じはない。
五十嵐貴久は、私は半分も読んでいないけど、一作ごとに全然違う題材、作風に挑戦し、しかも一定以上のレベルを保っている、そういう多才な作家、という定評は聞いているし、実際、発表された作品群を見ると、『リカ』、『安政五年の大脱走』、『Fake』、『2005年のロケットボーイズ』、『パパとムスメの7日間』…、と題名だけ見ても、実に幅広い。
そういう意味では、前作『交渉人』がベストセラーだったとはいえ、その続編を書くことは、作者として複雑な心境だったのかなあ、と想像してしまう。
内容的には、どうして「最後の事件」なのか、よくわからないのだが、作者としては、第3作は書かないよ、という読者へのメッセージなのか? まあ、シャーロック・ホームズだって「最後の事件」の後で復活したのだから、作者がその気になったら続編を書いてほしい。読者としては気長に待つとしよう。
初めてこの著者の作品を読みました。
読みながら映像が目に浮かんできました。
数日に分けて読もうと思っていましたが、ついついひきこまれてしまい、
あっという間に読み終わりました。達成感がありました。
他の作品も是非読んでみたいと思いました。
読みながら映像が目に浮かんできました。
数日に分けて読もうと思っていましたが、ついついひきこまれてしまい、
あっという間に読み終わりました。達成感がありました。
他の作品も是非読んでみたいと思いました。
五十嵐氏の作品は、読むのが8作目ですが、中でも最低です。公判中の被告の釈放を警視庁に求めるという点が、現実にはあり得ません。その後の展開でも警視庁に決定権があるような記述でした。正しくは、警視庁を窓口にしても、要求は国または法務省に、釈放の決定権は首相にあります。この設定で、この真犯人など絶対にあり得ない誤謬で、ミステリーとしては成り立たなくなります。作品の性格からディテールを書き込んでいるだけに、細かい誤謬やあり得ない設定が多すぎて、無駄に長い作品という印象を持ちました。期待していた犯人とのスリリングな駆け引き・交渉もなく、真犯人も予想通り、スピーディーな展開もなく、間違いだらけで、リアリティを求める方には向きません。
同じ著者の「TVJ」の方が実際にはあり得ないとしても、細部をきちんと書いてあり、筆に勢いがあって楽しめます。前作の「交渉人」の方が良かったと思います。
同じ著者の「TVJ」の方が実際にはあり得ないとしても、細部をきちんと書いてあり、筆に勢いがあって楽しめます。前作の「交渉人」の方が良かったと思います。



