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ほかに誰がいる
朝倉 かすみ
価格: ¥1,575 (税込)

単行本
出版社: 幻冬舎
発売日: 2006/09
ISBN: 4344012283
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 396095位
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こんな変な女!主人公以外ほかに誰がいる
「田村はまだか」があまりにも面白かったので、朝倉かすみの過去の作品であるこの本に手を出した。
「田村はまだか」から入ったので、あまりにも対照的な作品で驚いた。
同級生の女の子を好きになるなどというレベルではなく、
相手の自己を尊重してない自己完結で相手を求める女の子の破滅までだからだ。
書き下ろしでわざわざこういうのを書くっていうのにも首を傾げたくなる。
本城えりが、壊れていく姿と言い切るには、
賀集の父だと勘違いした男との時間をきちんと築けてもいる。
賀集玲子がそこまで好きだったというには、
勝手に名前をびろうどと付けその名前をノートに書くことに熱中するのだ。
タイトルを<こんな変な女本庄えり以外、ほかに誰がいる。>にした方が中身とリンクしてると思う。
危うい乙女の葛藤
同級生の美しい少女に心魅かれていく主人公えりの自壊っぷりがページを進むごとに加速して夢中になって読みました。
同性を愛するがゆえの葛藤や叶わぬ恋の苦悩から愛するものとの一体感への欲求が行き詰まっていく主人公の姿がシュールで虚しい。
もやがかかった衝動
装丁に惹かれて衝動買いしました。
最初は、物語がどこへ進もうとしているのかわからず、つかみにくかったのですが、
主人公が衝動のまま突き進んでいく姿を見て、決して明るいハナシではないのに、ページをめくる手を止められませんでした。
ものがたりとしては、面白い。
へえーっ、女が女を好きになるということってあるんだ、しかも,親友にまでもなって。確かに惚れるということはあっても、「恋に落ちるのか」と訊かれれば?わからない。ほかに誰がいる?と思うほど好きになるものなのかなあ?というのが、はっきりとした感想。でも、これが男だったら、ほかに誰がいる?思えるほど好きになって、でも、想いがかなわないので、その人に近い人と関係を持つなんて事はきっとあるのだろうと思う。恋は狂気に近い感情だと思う。最後はものがたりとしてはとても面白い結末でした。



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