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瀕死のライオン〈上〉
麻生 幾
価格: ¥1,785 (税込)

単行本
出版社: 幻冬舎
発売日: 2006/08
ISBN: 4344012046
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 65981位
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課題は文章力!!!
結論から先に言うと、購入はおすすめ出来ません。5作以上出版した、もう新人とは言えない作家でありながら、未だに文章力があまりにお粗末。編集者の怠慢もあるのかもしれませんが、お金を取れるプロの作品ではありません。図書館で十分です。
麻生作品全てに言える事ですが、とにかく内容うんぬん以前に文章力が貧弱すぎます。
国家権力の裏側に対する豊富な知識や薀蓄を活かしたストーリー作りは、過去作品も含め確かに魅力的であり、毎回新作が出るたびに手にとってみたくはなります。そして手に取るたびに、あまりの文章力の無さにストーリーに入り込めず、落胆しています。
前作「CO」で多少向上したように感じたので、今作はやっと純粋にストーリーを楽しめるかと思いきや、逆戻り・・・。
「しかも」「しかも」とやたら「しかも」を連続するために本筋が何だったのかわからなくなる、あるいは、どう考えてもつながらない文章同士を、「だから」「それで」などでつないでしまう等、素人からしても明らかに変な文章が多すぎます。
すでに5作以上出版しているわけですから、作者もいい加減気付くべきだし、その周囲の編集者等も指摘してあげるべきです。
題材の選び方やストーリー自体は魅力的なのですから、作家としての文章力向上を切に願います。今まで毎回裏切られながらも「次はひょっとして」と思わせるのはすごい、と思いますが、そろそろ本気で愛想が尽きそうです。
麻生さん、「次こそ」作家の原点に戻って、頼みますよ!!
初めての麻生幾作品ですが…
一言で言うと、長い。
別にこの厚さの小説を、上下巻で読むということ事自体が苦であるわけではありません。
展開が、遅々として進まないのが不満なのです。
特に、特殊作戦群がいかに過酷な訓練をこなしているか、その隊員がいかにすごい能力を持っているか、という描写が妙にしつこく、
それ以外でも「ここ、必要か?」と思う部分が多すぎます。
下巻の展開はなかなか面白い(少々残酷な描写もありますが)ので、
どうしても読むなら上巻の初めだけ読んで、後は飛ばして下巻を読む、という具合でもいいような気がします。

あと、“クソ”やら“狂った”という言葉がやたら多い文章も私には合いませんでした。
正直言って、私にとってはこの作品はハズレです。
ずどんとくると読後感
壮絶な最後に読後ずどんときました。果たして自分ならできるか、そう考えると兵士という職業がとてつもなく遠い存在に思えてきます。

内容は『宣戦布告』につながるこの国の途方もなくまどっろこしい防衛に関する法整備の中で戦う人々の話しです。一般人にはよく理解されていない法整備体制やらこの国のシステムを、著者は我々読者を言いようにいらいらさせてストーリーを展開させてくれます。
さあ!これからだ!
著者の”宣戦布告”以来、北をテ−マにした国際謀略小説は数多く出版されており、最近では、”半島を出よ”が記憶に新しい(これは、なんだか小説でしたが)

その分、宣戦布告のインパクトは薄れており、北の活動なども、あえてびっくりはしない。
しかし、この作品では著者の筆力の成長を感じられ、宣戦布告では欠けていた、人物の書き込みにこそ、その成長が目覚しく感じられた。その分物語が長くはなっていますが。

自衛隊の訓練描写では、福井晴敏の影響を感じたとしたら、著者に対して失礼でしょうか?

前作COでは、小説家としての成長は見られたものの、作品としてはいまいちだった分、今回は題材もタイムリ−で、下巻の展開に期待できる。

とりあえず上巻が読破できたので、下巻にトライします。
いつものように一味変えてます
待望の麻生幾氏の新作
上巻はお馴染みのポリティカル・サスペンス中心です。今回は普段の麻生作品と違い、危機が迫っているのか不明瞭であるという変わった状況から始まります。
故にピリピリした緊張感よりも粘っこい不安感に満ちた作風。
ただ、下巻のコメントにも書きましたが、作中に出てくる自衛隊の特殊作戦郡に関する描写だけはリアルとは言い難く(明らかに嘘っぽく)、それをしつこく繰り返すのが不満です。
ケース・オフィサー同様、やさぐれ中年と妙齢美女のコンビというのは良い感じでした。



瀕死のライオン〈下〉
麻生 幾
価格: ¥1,890 (税込)

単行本
出版社: 幻冬舎
発売日: 2006/08
ISBN: 4344012054
おすすめ度:3.5
Amazon ランキング: 66952位
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リアリティ
もはや小説としての完成度を望む人には物足りない著者。

ノンフィクション好きの人が読むと楽しい、
バーチャルリアリティ小説。

普段の書籍から得た多大なる情報を基に
色々と推測しながら読んだら楽しい。

小説好きの人には向きません。
現下の明白な危機
トム・クランシー原作「Clear and present danger(今そこにある危機)」をプロットとして書かれた本だと思うのだが、芯となる人物がぶれていて物語として面白くない。日本がおかれた現状、武との関わりなど、テーマはふんだんに盛り込まれているけれど、劣化したドキュメンタリーを読まされているようで残念。ジャック・ライアンとは言わないまでも、登場人物に魅力を持たせられなければ、小説としては成り立たない。
しかし、軍事をわかりやすく解説できる能力や、現状に対する危機感を背景とした説得力は非常に鬼気迫るものがあり、日本における軍と政治の関わりを描ける唯一の書き手だと思うので、次回作に大きな期待をしたい。
竜頭蛇尾、といったら失礼でしょうか
前半の特殊作戦群や諜報活動に関する詳細・緻密な描写(リアルかどうかは一般人にはどうでもいいですが)にはとても引き込まれました。優れたポリティカル・サスペンスと期待させるに十分な前振りでしたが、実際に作戦行動の描写になったとたん、「卒業試験」で隊員見習い(?)が簡単に北朝鮮の謀略(この謀略自体陳腐では?)を解き明かす重要情報を得たり、先遣の偵察部隊がこれまた簡単に核兵器の隠し場所を確認してしまうのは安易過ぎるのでは?
実行部隊も派手にドンパチやるわりに、作戦自体が「これが目的?」と感じさせるような内容でした。この中途半端さに日本の政治状況に対する皮肉が込められているのだろうが、何もこの程度でチームが玉砕しなくても・・。COといいzeroといい、綿密な取材に基づくリアル(っぽい)な状況設定等好感をもてますが、肝心のストーリーがpoorな気がします。「宣戦布告」以上の作品を期待します。
任務のため命をかける男たち
上巻が静とすれば下巻は動。
特殊部隊が北へ潜入するところから、物語はイッッキにスピ−ドアップ!

特殊部隊の描写がリアルかどうかは私には分かりませんが、家族や生活を省みず任務のため、すべてを捨てて取り組む、隊員たちの壮絶な戦いには感銘を受けた。

そこには、米、韓、日、露の思惑が交差し、裏切り、欺瞞に満ち、誰にも賞賛されることのない潜入作戦だけがある。
さらに、国内の文官の働きにも感銘を受けた。公僕の理想がここにあるのでは?

米国の一国主義的陰謀に先駆け、日本のみで問題解決をするところに、小説ながら胸のすく思いがした。

近年の冒険小説の最高傑作のひとつだと、個人的には思う
特殊部隊たらしめるものが希薄
ある陸将に特殊作戦群の練度について尋ねたとき、「隊員たちはIQが高い。どういうことかといえば、ごく限られた物を与えられても、それを工夫、加工して、危機を乗り切るのに用いる能力をもっている」と語ったことがある。いささか古いが、TVドラマ「冒険野郎マクガイバー」やコミックの「パイナップルアーミー」の主人公を思い浮かべるといいだろう。残念ながら、本作では、そうした特殊部隊ならではの特性が描かれているとは言い難い。政治的な描写については、「宣戦布告」から一貫して著者は警察庁、公安調査庁出身の二人のS氏が示唆するままに書いているように思われる。当然、ディスインフォメーションが随所に仕掛けられている。これはこれで、情報操作の意図を見抜きながら読めば面白い。余談だが、ニンジャが現代でも存在するとシールズの元司令官に聞いて、愕然としたことがある。



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