不倫という響きの方が衝撃的だからそういう話だと思いがちですが、描かれているのは不倫の対局にある、ただ繰り返されるだけの夫との日常生活の方だと思いました。
妻が愛した人を捨ててまで守ろうとした、夫との奇妙で退屈な日常って何だろう。
幸せになれる方向が頭でわかっていても簡単には進めない。
現実的なようなファンタジックなような、わかるようなわからないような。
すごく考えさせられました。
年を重ねてきた今の自分だからこそ残るものがある小説でした。
スイートリトルライズ
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妻はテディベアを作ったり「スイート」がどうのこうのという少女趣味のわりには、肝の据わった女だと思う。あっさりした不思議ちゃんって感じ。夫との生活に望むものとかはあまり共感できなかったので、最後は「あーそこにいきつくんだー」っていう感じで軽く残念。でもちょっと空恐ろしさが残る感じが面白かった。
こちらの作品は、ある程度年齢がいっていろんな人をみたか、
もしくは、自分が孤独を経験することによって分かる作品という感じ。
作品が読者を選んでいる印象をうけました。
作者も商業的価値というより自分の好きなもの書こうと思って出来上がった、
ある意味主人公のテディベアみたいなものといえそうです。
個人的には面白かったです。
もしくは、自分が孤独を経験することによって分かる作品という感じ。
作品が読者を選んでいる印象をうけました。
作者も商業的価値というより自分の好きなもの書こうと思って出来上がった、
ある意味主人公のテディベアみたいなものといえそうです。
個人的には面白かったです。
共感できない。という意見が多いようですが、私にはとてもよく分かりました。
瑠璃子とご主人、そしてその二人の恋人たち。4人の全員の気持ちがとても痛く胸にささります。結局のところ孤独がテーマなお話だと思いました。
江國さんの本はほとんど読んでいますが、中でもよいと思う一冊です。
瑠璃子とご主人、そしてその二人の恋人たち。4人の全員の気持ちがとても痛く胸にささります。結局のところ孤独がテーマなお話だと思いました。
江國さんの本はほとんど読んでいますが、中でもよいと思う一冊です。
以前読んだ時はあまり心に残る印象も受けず、最近再読してみて意外におもしろいと思った。主人公の女性は身勝手で思いやりに欠け全く共感出来なかったが、そんな彼女を初めは何となく誘って関係を持ち、おそらくは真剣に愛してしまった春夫という男性に私はすごく心惹かれた。彼は何も、そして誰も所有しようとしない。瑠璃子を愛し、そばにいたいと願うけれど無理矢理夫と別れるよう強要しないし、軽いようでいて実は彼が一番正直に気持ちを伝えている気がする。誰もが嘘に包んだ幸福を所有する中で彼だけが周囲に流されずに真っ直ぐ生きていると思う



