「電波系」(?)主人公の登場場面はよく描かれている。主人公が聞く電波の内容がいかにもありそうな感じだ。また、情景を描く文章力は凄い。
ただ、考えすぎなのだろう。物語自体が、犯人探しなのか、サイコホラーなのか、サイキックなSFなのか、ラブストーリーなのか、どこに進んでいくつもりなのかが見えてこない。まあ、全部含んでいるとも言えるのだが、結局は作者自身、自分で張った伏線に自縄自縛になってしまった感じがある。
でも、内容的には非常に豊かなので、読者が自らお好みの結末を想像して付け替えてみるのも一興だろう。因みに、最新作「うなぎ魚」の千脇エンタープライズの3人組が中盤にちらっと登場している。
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裂けた瞳
高田 侑
価格: ¥1,680 (税込) 単行本 出版社: 幻冬舎 発売日: 2004/01 ASIN: 434400454X おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 437030位 発送可能時期: ![]() |
最初は特殊な能力がどのように物語の伏線となっているのかわくわくする。
にもかかわらず、主人公が置かれた境遇と、特殊な能力、不倫、実家の亡母、冷えている妻との関係など、
盛り沢山に詰め込まれ、全てが繋がっているように設定されているのが、後半になると無理がある。
特殊な能力は結局何だったのか?
この小説の中で不倫との心の繋がりにかなりペ-ジを割いているが、そこまで必要なキイワードにも見えない。
作品の丁重に反比例する安直なラスト。
妻を信頼出来ず、堪えず心の中で鬱積している主人公に魅力が感じられない。
著者の希望(不倫)を盛り込んだのかしら。?
こんな嫌な事、よく書くな。
誰でも本当は思うのに、なんでもないふりをして、
だけど何年も何年も心の中で思い出して
頭を振って忘れようとする、些細なことのようなふりをする、
そんなことを、よく文章にするなぁ。
って、全体のお話も面白いのですが、
細かい部分がずいぶん気になって、
この本からまた別の一冊が生まれそうです。
誰でも本当は思うのに、なんでもないふりをして、
だけど何年も何年も心の中で思い出して
頭を振って忘れようとする、些細なことのようなふりをする、
そんなことを、よく文章にするなぁ。
って、全体のお話も面白いのですが、
細かい部分がずいぶん気になって、
この本からまた別の一冊が生まれそうです。
次回、いや、10作くらい後に、この人はどんなものを書くのだろう。
やだけど、読んじゃう。そんなタイプ。
抑揚の効いた本でした。
怒りには怒りの文体で、悲しみには悲しみの文体で。
人情本マニアには是非是非です。
30歳を過ぎた男性読者は自分の人生を省みて、必ずや噎び泣くでしょう。
女性読者なら母性愛から、必ずや胸を締め付けられるでしょう。
怒りには怒りの文体で、悲しみには悲しみの文体で。
人情本マニアには是非是非です。
30歳を過ぎた男性読者は自分の人生を省みて、必ずや噎び泣くでしょう。
女性読者なら母性愛から、必ずや胸を締め付けられるでしょう。
この本はホラーサスペンス大賞の肩書きが付いてましたが、その部分は読者を引きつけるためのテクニックに過ぎず、本質は愛の物語(←クサイ)でした。
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