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メロス・レヴェル
黒武 洋
価格: ¥1,680 (税込)

単行本
出版社: 幻冬舎
発売日: 2002/01
ASIN: 4344001516
おすすめ度:3.0
Amazon ランキング: 980987位
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2まわりくどい・・・。
設定はとてもよく出来ているのだが、各章、核心に着く前までがとてもまわりくどい書き方で途中で飽きてしまいます。また各章のクライマックスが終わった後、尻切れトンボ・・・。また、終盤でで主人公が変わってしまうのはなぜ?せっかく設定がいいのにもったいないです。私はこの書き方は好きにはなれません・・・。残念です・・・。
3気持ちはわかるのですが
最初のほうは結構ひきつけられていく作品なのですが、なんだかそうですね-途中から疲れてきます。
第一に主人公がいつのまにか変わっていること。これはルール違反!!最後までいつまた出てくるのかと期待したのに。

第二にキャラクターに重みがない。背景が大切に描かれていないから、それだけ浮いた存在になる。主人公らしい人については結構詳しかったので、勝手にその人が主人公と思っていました。違うのかな?

第三に国家が背景にあり、はたまた国民全員が認知して、さらに絆と情を大切にするのを理念としているにもかかわらず、このゲームの内容はうそ臭過ぎる。設定が現実離れして、もっと無機質的なものだったらゲーム内容についても面白みがでてきたかもしれません。

とたくさん書きましたが、別にすごくつまらない物でもないので、ちょっと読んでみてください。

3大きな傷はあるのだが…
 「メロス・レヴェル」のようなデスゲーム小説には2つの難関があります。
ひとつはゲームのシステムをいかに「ありそうに」書くか。もうひとつはゲーム性を超える読書の喜びをどうやって読者に与えるか。

 この小説、システムは面白い。人間関係の強弱で争う情緒的な日本型デスゲームに、湿っぽいこの国の空気を感じました。宿泊施設や会場の設定、非人間的に描かれがちな担当官にいささかの個性を与えたあたり、うまいもんです。

 ただ、この小説には大きな傷があります。途中で話者が変わってしまう。恐らく読者に意外性を与えることが目的なのでしょうが、これはダメ。小説ではないものになってしまう。システムそのものに本質が宿るゲームと違い、行き当たりばったりなキャラクターの交代は反対です。文学でなくなるから。小説の自律性は筆者といえど、壊すことはできないのです。少なくとも、担当編集者はそのことを作者に教えてあげるべきでした。
 作家は後半もがんばって書いているのに、もったいなかったですね。

5欠点はあるものの、最初から最後まで目が離せないサバイバルサスペンス!
 本書は近未来の日本を舞台としたサバイバルサスペンス。毎月1回第2日曜日にファミリーデーとして夜7時には家族が揃わなければならない法が定められた中、政府公認の「メロス・ステージ」が始められることとなった。10組の出場者が2人1組でステージに挑み、小説「走れメロス」のような結びつきがなければ生き残れないサバイバルゲームだ。最終勝者には100億円を分割か50億円を一括で受け取る権利が得られ、敗者には生命を託すというペナルティ。そして出場の10組によるメロス・ステージがいよいよ始まった……。

 デビュー作「そして静粛の扉を」を読んだ時に「バトル・ロワイヤル」に非常に似た作品だとは感じましたが、こちらの「メロス・ノヴェル」の方が中身は似ていました。……とい!!っても、スリリングさを十分に感じさせましたし、レヴェルが上がる度の緊迫した闘いと敗者のペナルティは読んでいても緊張感が伝わってきます。ただし「そして粛清の扉を」もそうでしたが、欠点も目に付き、ネタバレになるので詳しく書けないもののレヴェル3での下のジャージを脱ぐことはルール上不可能でしょうし、応援する観客や家族の心境や参加者の思惑などが曖昧になっていた部分もあり、テーマとしては面白い舞台設定ではあるものの、その展開に細かさをもっと配慮してほしかったとは思います。しかし最後まで目が離せない展開が続いたことと、参加者の家族や絆についての在り方は読みごたえがありましたし、欠点をカバーしていたように思います。とにかく次作にも期待したいです!

1勉強不足も甚だしい
 俗受け狙いの駄作『そして粛清の扉を』に継ぐ著者の二作目ですが、本作も進歩の「し」の字も見えない駄作です。一般的に言うと、物事の解決方法には「人を物理的に傷つける」ことしかないという著者の思考の低級さに問題があるのですが、文学的に言えば、「人を傷つける」ことの(道徳的ではなく文学的な)意味の追求を避けようとする著者の未熟な態度そのものに内容以前の問題があります。世の中には(例えば「スコットランドの処罰史」的な)アカデミックかつマニアックな内容を持つ学問書が多数出ているのですから、この著者にはそういう本を多く読みこなし十二分に勉強した上で著作を世に問うという商業作家としての基本中の基本を早く身につけて欲しいと思わずにはいられません。

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