物語はバイオミステリーとして、バイオ研究と犯人の目的と過去が交錯しての展開となっています。事件を追う主人公・安斎と、同じく事件を調べながら行方不明の姉の消息を探るアメリカのジャーナリスト・ディキンソンの関係をより深めて描いてほしく、この2人の関係が中途半端に描かれていたのは残念です。また事件の真相ともいえるバイオ研究の背景はドラマ性が非常にあるものの、この展開もより掘り下げてくれれば良かっただけに、読後は欠点が目に付き、バイオミステリーという面白い着眼の作品であり、作品のテーマと内容は良かったのですが、内容としては今一つに感じました。
ゴールド
|


