朝倉さんの作品を紹介させて頂くのは
これが3冊目…
メディアに取り上げられ話題になっている作品です
すこし周りが落ち着いてから読もうと思っていたのですが
ついつい…
わたしが買ったのは4刷でした(現在6刷らしいです)
売れていますね…
読み始めて…わたしは重大なミスを犯してしまいました
目次を見ると、この作品
6話に分かれています
第1話が「田村はまだか」
第2話が「パンダ全速力」
と、最終話まで…
わたしは第1話の「田村はまだか」を読んで
この作品は短編集だと思い
じゃあじっくり読もうと
しばらく読むのを止めていました
つい先日…
2話目を読もうとページを開くと
愕然!!!
話が続いている!!
だって、1話だけで充分話が完結してしまうくらい
良く出来ていたのです
大きな勘違いです
2話目からはもう止まりません
一気に最後まで完読です
人間ってこんなにそれぞれ生きているのに
生きる過程で一瞬でも深く通じたもの同士は
離れていても、どこかで繋がっている
いや、いて欲しい…
いや、いるんだよ…
登場人物達は語りかけてくれます
そして
読む人は本当に田村を待ってしまうのです
早く田村に会いたい…と
内容については多くを語りたくありません
ご自身で体験して下さい
ひとつ言える事は
朝倉さん…
やっぱり上手いです
なにげない描写や会話の中に
すうっと読者を誘ってくれます
そして
まるで自分自身がその仲間になったような
同じ空間にいるような
そんな錯覚に捕われます
これはぜひ皆さんに読んで頂きたい
間違いなく名作です
そして
みんなで叫びましょう
「田村はまだか!」
![]() |
田村はまだか
朝倉 かすみ
価格: ¥1,575 (税込) ハードカバー 出版社: 光文社 発売日: 2008/02/21 ASIN: 4334925987 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 6251位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
40代の札幌での出来事。
まさに私の生活していた小学校時代ですが、ちょっと違う気がしました。
そのリアリティを楽しみに読みましたが、それはなかったです。
40代、札幌で暮らし続けて「したっけ」も使わないのが、嘘くさいです。
何故、北海道弁がお母さんだけなのかがただ不思議でした。
内容は、しみじみとする同級生再会のお話しです。
それぞれの小さな歴史があって、その中心に、子供の頃の小さな思い出がある。
懐かしくも、羨ましいです。
ただ読んでいて彼等の子供の頃の浮かぶ景色は、札幌ではなく、三笠や夕張の
炭坑町並みが浮かんできました。
で、「田村はまだか」
まさに私の生活していた小学校時代ですが、ちょっと違う気がしました。
そのリアリティを楽しみに読みましたが、それはなかったです。
40代、札幌で暮らし続けて「したっけ」も使わないのが、嘘くさいです。
何故、北海道弁がお母さんだけなのかがただ不思議でした。
内容は、しみじみとする同級生再会のお話しです。
それぞれの小さな歴史があって、その中心に、子供の頃の小さな思い出がある。
懐かしくも、羨ましいです。
ただ読んでいて彼等の子供の頃の浮かぶ景色は、札幌ではなく、三笠や夕張の
炭坑町並みが浮かんできました。
で、「田村はまだか」
まったく興味がない作家の名前に、新鮮さを与えたタイトル。
「田村はまだか」なんて失礼な名前じゃなくて、
「田村様はまだおいでには?」だったら、
もっとまともな面白みのある小説になったと思います。
同窓会でみんなが待ち望んでいる田村くんは、
貧乏だから、人に感動を与えたのではなく、
バカ正直で、読書家で、大きな愛を持ち、
すでに帝王学を学んでいたとしたら・・・。
こんな事実を知らないまま、小説家が書くと
ありそうもない面白い人物造形ができるんですね。
そういうことをわかった上でこの小説を読むと、
本当の田村くんは「孤高の人」などではなく、
「小学校で既にみんなの人気者だった」という事実を覆い隠すようにして
巧妙に練られた小説として
ご理解いただけるようになるかもしれませんね。
小説は小説でそのまま面白いですよ。
「田村はまだか」なんて失礼な名前じゃなくて、
「田村様はまだおいでには?」だったら、
もっとまともな面白みのある小説になったと思います。
同窓会でみんなが待ち望んでいる田村くんは、
貧乏だから、人に感動を与えたのではなく、
バカ正直で、読書家で、大きな愛を持ち、
すでに帝王学を学んでいたとしたら・・・。
こんな事実を知らないまま、小説家が書くと
ありそうもない面白い人物造形ができるんですね。
そういうことをわかった上でこの小説を読むと、
本当の田村くんは「孤高の人」などではなく、
「小学校で既にみんなの人気者だった」という事実を覆い隠すようにして
巧妙に練られた小説として
ご理解いただけるようになるかもしれませんね。
小説は小説でそのまま面白いですよ。
まだまだ人生の現役だぜ!と強がると同時に、人生にあきらめを覚え始めた世代。
人生の酸いも甘いも経験してきた、40歳の男女。
40ともなれば、今まで色々な経験があったことでしょう。
彼らそれぞれの人生を
人間の持つドロっとした心理を含むエピソードひとつで浮かび上がらせ、
なおかつそれがあっけらかんと軽快に描かれているものだから、
脱力して楽しめてしまう。
読者は、田村というまだ来ぬ人物を想像して、
彼らを身近に感じながら、いつの間にか一緒に田村を待っている。
ひとことでは伝えきれない、痛さと可笑しさと面白さが、
この小説からは漂ってくる。
読み終わってから、じわじわ良さが広がってきて、
心の奥深くをぎゅっとつかまれたような心持ちになりました。
人生の酸いも甘いも経験してきた、40歳の男女。
40ともなれば、今まで色々な経験があったことでしょう。
彼らそれぞれの人生を
人間の持つドロっとした心理を含むエピソードひとつで浮かび上がらせ、
なおかつそれがあっけらかんと軽快に描かれているものだから、
脱力して楽しめてしまう。
読者は、田村というまだ来ぬ人物を想像して、
彼らを身近に感じながら、いつの間にか一緒に田村を待っている。
ひとことでは伝えきれない、痛さと可笑しさと面白さが、
この小説からは漂ってくる。
読み終わってから、じわじわ良さが広がってきて、
心の奥深くをぎゅっとつかまれたような心持ちになりました。
多かれ少なかれ、人生に疲れた中年たちが、小さなスナックで田村の登場を待ちわびる時の、大きな期待感と、感じているだろうかすかな不安感が、読者の心を高揚させると同時に切なくさせる。
と、ここまででやめればよかったのに、田村を実際に登場させるのは、お話としていかがなものでしょうか?登場時のエピソードもとってつけたようで、作者の意図がはっきりしません。おそらく作者もこの話の結末をどうするか迷ったのでは?
と、ここまででやめればよかったのに、田村を実際に登場させるのは、お話としていかがなものでしょうか?登場時のエピソードもとってつけたようで、作者の意図がはっきりしません。おそらく作者もこの話の結末をどうするか迷ったのでは?
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