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地下室の手記(光文社古典新訳文庫)
安岡 治子(翻訳)
価格: ¥580 (税込)

文庫
出版社: 光文社
発売日: 2007/05/10
ASIN: 4334751296
おすすめ度:5.0
Amazon ランキング: 28461位
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5面白すぎる!!
「おれは病んだ人間だ・・・」
出だしから、もうマイナスパワー全開です。

前半独白
中盤コメディ
後半ホラー

って感じでした。
特に中盤の主人公のへたれっぷりには
声出して笑ってしまいました。

新潮社の方も読んだのですが、個人的には
光文社の訳のほうがしっくりきました。
(一人称がおれになっている)

5神の存在と人間の個性は矛盾する。
この本でドストエフスキーが提示した命題は
「神の存在と人間の個性は矛盾する」という恐るべきものだった。

つまり、人間に多種多様な価値観があり、それぞれが正しいと認めるのであれば
神=(絶対真理)はありえないというものだ。

この地下生活者は、一般世間からしてみればかなり異常に思えるであろう。
「私が一杯のお茶を飲むことと、世界が滅びることとどちらが重要だろうか?
 私はいう、私が一杯のお茶を飲むために、世界はいつでも滅びるべきだと」
こんなことをいう人間などいない。

しかし、今一度、人間というものを深く探って欲しい。私たちの原初的感覚は
この程度のものではないだろうか。
いわゆる「知性」とか「教養」によって私たちは「高められている」にせよ、
このような矛盾、無秩序こそ人間的存在ではないのだろうか。

ドストエフスキーの後期の大作群は、神の存在と人間の個性の矛盾をめぐって
延々と物語が展開されていく。
このような地獄めぐりのような大作群を、他に誰が書きえたであろうかとつくづく思う。
芥川龍之介は「ドストエフスキーは悪魔をも憂鬱にする」と評したが、けだし名言だ。

最後に「神の存在」を「真理」という言葉に、「人間の個性」を「私たち」という言葉に
置き換えて、このドストエフスキー命題をもう一度考えてみてほしい。
あなたも必ずやドストエフスキーの恐ろしさに戦慄するだろう。

「真理と私たちは矛盾する」
5意識はビョーキ!
ドストエフスキーを読みこなすにあたり
イキナリ「罪と罰」も良いが、
僕のおすすめは、これだ。
好きになるか否かの試金石となるであろう。
なんたって、薄いのが良い。

最近ひここもりがちのアナタ、そうアナタ。
本書を読んでから街に出よう!

そう、意識は、ビョーキなんだから。。。
5やはりドストエフスキー
新潮版ももっているけど、ダンボールの中。
それで、こちらを本屋で見かけて即効買い。
訳のよしあしはわからないけど、読みやすかったのは確か。
ひねくれ者で引きこもりな話だけど、世界を語っちゃうのがドストエフスキー。
20代の頃夢中になって読んだけど、今読み返しても何か新鮮!

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