収録されている「緑衣の鬼」「幽霊塔」共、海外作品を乱歩流にリライトした作品である。
元々評価されている原作を基にしているので、プロットはしっかりしており、そこに乱歩流の味付けがされ、とても娯楽性の高い面白い小説になっている。
「緑衣の鬼」はフィルポッツの「赤毛のレドメイン家」が底本であり、この作品は乱歩が世界の探偵小説ベスト10で、必ず1位に上げる作品でもある。
「幽霊塔」は黒岩涙香の翻訳をさらに乱歩がアレンジしたものだそうだ。
ミステリの歴史を語る上でも興味深い2作となっている。
江戸川乱歩全集 第11巻 緑衣の鬼 (光文社文庫)
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