透き通る水面から、混沌とした底を覗くみたいなお話でした。
爽やかなのに痛々しくて、甘いのに苦い。
戻らない多感な少年少女の日々が、幻想か現実か曖昧な世界を通じて描かれています。
読後には、きらきらした何かが心に残りました。
何度でも読みたくなる美しい本です。
ヘヴン・アイズ
デイヴィッド アーモンド/David Almond/金原 瑞人
価格: ¥1,575 (税込) 単行本 出版社: 河出書房新社 発売日: 2003/06/20 ISBN: 4309203841 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 302875位 ![]() |
施設の管理人には「人生に障害を持った子ども」として扱われている毎日の中から、三人が飛び出して行く。
「自由だあーー−!」と叫びつつ漕ぎだした筏は、あっけなく沼地に乗り上げてしまうが。
登場する子どもたちの個性と老人の存在感、そして様々な情景描写は、この著者ならではの繊細かつ深いものがある。
幼い日の自分の小さな冒険や、世界の大きさの前で感じた不安と、友達と過ごした輝くような時間を思い出させてくれた。
子どもにも、大人になってしまった子どもの心にも残る、素晴らしい物語だと思う。
デイヴィッド アーモンドの作品中では、最高傑作とお薦めしたい。
「自由だあーー−!」と叫びつつ漕ぎだした筏は、あっけなく沼地に乗り上げてしまうが。
登場する子どもたちの個性と老人の存在感、そして様々な情景描写は、この著者ならではの繊細かつ深いものがある。
幼い日の自分の小さな冒険や、世界の大きさの前で感じた不安と、友達と過ごした輝くような時間を思い出させてくれた。
子どもにも、大人になってしまった子どもの心にも残る、素晴らしい物語だと思う。
デイヴィッド アーモンドの作品中では、最高傑作とお薦めしたい。
いかにもアーモンドらしい不思議で怖くてちょっと哀しくて、でも心に小さな灯りがともるようなお話です。見捨てられた印刷工場、お菓子の入った箱がいっぱいの誰も使っていない倉庫、泥沼を掘っての宝探し・・・一見ファンタジーとは関係がなさそうだけれど、子供だったら(大人も)絶対わくわくしてしまう。
孤児院の子供たちが筏に乗って旅をするストーリーは、てっきりアメリカ小説かと思っていたら、作者はイギリス人だった。
Erin、 January 、Mouseは孤児院から脱走して、自由をみつけに行くのだが、廃工場へたどり着き、Heaven Eyesと知り合う。ここまでは、アメリカのほら話系。ただ主人公たちの無力感も伝わってきて、前半のテンポは悪い。読んでいてテンションがあがらないですね。
後半部分、廃工場の暮らしが魅力的だった。人目を避け、缶詰やチョコレートを食べ、死体を掘り出す。幻想的な話だ。
最後はハッピーエンドで終わる(でいいですよね、他の読者の方々)のだが、Erinや仲間の成長の物語として成立しており、さわやかに読了できます。
Erin、 January 、Mouseは孤児院から脱走して、自由をみつけに行くのだが、廃工場へたどり着き、Heaven Eyesと知り合う。ここまでは、アメリカのほら話系。ただ主人公たちの無力感も伝わってきて、前半のテンポは悪い。読んでいてテンションがあがらないですね。
後半部分、廃工場の暮らしが魅力的だった。人目を避け、缶詰やチョコレートを食べ、死体を掘り出す。幻想的な話だ。
最後はハッピーエンドで終わる(でいいですよね、他の読者の方々)のだが、Erinや仲間の成長の物語として成立しており、さわやかに読了できます。
不幸な境遇に生まれ育つ中で宝物を見つけることが出来た人・大人になってから読むと自分の過去がきらきらと蘇ります。心のおくの傷があったかく癒される感じになったらきっとあなたは本物の宝物を今でも持っているということの証明になるとおもいます。ぜひそっと夜に開いてみてください。



