公園
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なぜか楽しめなかったです。意匠も展開も、それからいかにも「若い」という感じの脱力感も。それなりに理解はできるのですが、ひとつひとつの場面の、会話で引っ張られる安易さが、好みの問題だと思いますが、どうしても好きになれませんでした。個人的な偏見かもしれませんが、暴力的な場面の描写は、文章で読むと、酔っ払ったおじさんの、本当かどうかもわからない、若い頃の武勇伝を聞かされているような気持ちになって興醒めしてしまいます。
いったん世の中というか、ふつうの出来事が滑稽に見え始めると、すべてが虚無的というのか、無駄にみえる時があって、この小説読んだとき、ああ、わかるなーって苦笑いしてしまいました。めちゃくちゃでも、懐疑的でも、くだらなくとも、それでもなんか進んで(移動して)いるんだなって思いました。
「で、」を多様する独特な文体でどんどん時間をすっ飛ばし、
操り、ただそこにあることを語り(騙り)、ただ「なんとなく」
日々を送っていく語り手の主人公。この作品は「なんとなく」
に支配された主人公の日常が描かれている。のか?
どうも、この小説は本質がどこにあるのか掴みにくい。青木
淳悟を初めて読んだときのようだ。
主人公は「なんとなく」公園にいて、「なんとなく」友人と
合って話しをして、「なんとなく」下田に行って、そして「なん
となく」ニューヨークに行く。
文藝賞の某選考委員がこの作品のニューヨークの部分について、
「日本でのエピソードのようにもっと破天荒にしてもらいたかっ
た」というようなことを言っていたけれど、僕は逆で、日本の
方のエピソードをもっとニューヨークでのエピソードのように
脱力感のあるものにしてもらいたかった。ニューヨークのエピ
ソードは抜群に面白い。しかし、日本のエピソードは確かに破
天荒さはあるが、ただそれだけで、逆に物足りなかったりする。
読み始めてから、「いったいなんなんだこの小説は?」と脳内
にクエスチョンマークをたくさん浮かべながら読み進めていると、
ニューヨークへ行くところから抜群に面白くなる。僕にはツボ
でした。
これからが楽しみな作家です。早く次回作が読みたい。
操り、ただそこにあることを語り(騙り)、ただ「なんとなく」
日々を送っていく語り手の主人公。この作品は「なんとなく」
に支配された主人公の日常が描かれている。のか?
どうも、この小説は本質がどこにあるのか掴みにくい。青木
淳悟を初めて読んだときのようだ。
主人公は「なんとなく」公園にいて、「なんとなく」友人と
合って話しをして、「なんとなく」下田に行って、そして「なん
となく」ニューヨークに行く。
文藝賞の某選考委員がこの作品のニューヨークの部分について、
「日本でのエピソードのようにもっと破天荒にしてもらいたかっ
た」というようなことを言っていたけれど、僕は逆で、日本の
方のエピソードをもっとニューヨークでのエピソードのように
脱力感のあるものにしてもらいたかった。ニューヨークのエピ
ソードは抜群に面白い。しかし、日本のエピソードは確かに破
天荒さはあるが、ただそれだけで、逆に物足りなかったりする。
読み始めてから、「いったいなんなんだこの小説は?」と脳内
にクエスチョンマークをたくさん浮かべながら読み進めていると、
ニューヨークへ行くところから抜群に面白くなる。僕にはツボ
でした。
これからが楽しみな作家です。早く次回作が読みたい。



