ランチタイムの過ごし方に象徴される他者との距離感から、主人公のOL君枝の現在の社会性やその形成過程を、淡々と、なのにリアルなタッチで描いた作品。
中学生という、得体の知れない生きにくさに包まれていた時代の感覚が蘇ってくるとともに、現在、器用さを手に入れたつもりになっている自分が、心の奥底ではもっと違う他者との結びつきを欲しているのではないか、とはっとさせられた。
読後、しばらく会っていない中学時代の友人に会いたくなった。
浮世でランチ
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世界にはたくさんの国、人種、ことば、宗教、植物、食べ物、価値観など、それはもうありすぎて全てを知り尽くすことはできない。だからこそ、私たちはある物事に対して自分は全くの無力であることを知っておかなくてはならない。そんな世界で生きていくために必要なこと、それは「人と関わること」である。
本書の内容は主人公の小学校時代と25歳になって主人公が行く東南アジアの旅について交互に書かれている。旅を通して気づく自分自身のことや人とのかかわりに、主人公の心は微妙に変化していく。自分の好きなものしか受け入れようとしない風潮。自分だけのものさしや価値観だけで生きていくことがいかに退屈で損であるかを気づかせる。また、本書では神、祈りなど日本人の苦手な内容が多くでてくるが、そこで「変だ、気持ち悪い」と即座に思うのはやめてほしい。なぜなら宗教は世界を理解するために私たちからは切っても切り離せないものだからだ。“自分の世界はコントロールできない”だからこそ私たちは人と関わっていかなくてはいけないのだ。
本書の内容は主人公の小学校時代と25歳になって主人公が行く東南アジアの旅について交互に書かれている。旅を通して気づく自分自身のことや人とのかかわりに、主人公の心は微妙に変化していく。自分の好きなものしか受け入れようとしない風潮。自分だけのものさしや価値観だけで生きていくことがいかに退屈で損であるかを気づかせる。また、本書では神、祈りなど日本人の苦手な内容が多くでてくるが、そこで「変だ、気持ち悪い」と即座に思うのはやめてほしい。なぜなら宗教は世界を理解するために私たちからは切っても切り離せないものだからだ。“自分の世界はコントロールできない”だからこそ私たちは人と関わっていかなくてはいけないのだ。
万人に共感を与えることができるどうかは分かりませんが、あたたかい気持ちになる反面、とても切なく感じました。会社の同僚の人の言葉が優しいなあと・・・うるっときました。
”女子”の中で無理してる人達は読んで欲しいかな。
”女子”の中で無理してる人達は読んで欲しいかな。
高校生だった主人公の、この厭世的な感じ。学生で、社会にくるまれて保護されているくせに、妙に反社会的な世界観。
そして、過去と交差する、現在25才の主人公の、行き詰った、モラトリアムな思考。
シンパシーを感じざるを得なかった。
小さい頃から社会性がなく、皆の輪に入り込めず、それでも自分を曲げず、大多数に静かに反抗している彼女。自分が好きな人以外と付き合うのは面倒で、好きな人とだけ好きな方法で付き合っている彼女。会社の人とランチするのが面倒で、うららかな公園で一人でランチしているほうが気楽な彼女。
自分の今に疑問をもち、突然会社を辞めインドへ旅立った彼女。
こんなに自分の状況とかぶっている小説に、感情移入しないわけがない。
サラッと読めました。大変読みやすい一冊。
モラトリアム思考にはまってしまった、ちょっと厭世的な人におすすめです。
そして、過去と交差する、現在25才の主人公の、行き詰った、モラトリアムな思考。
シンパシーを感じざるを得なかった。
小さい頃から社会性がなく、皆の輪に入り込めず、それでも自分を曲げず、大多数に静かに反抗している彼女。自分が好きな人以外と付き合うのは面倒で、好きな人とだけ好きな方法で付き合っている彼女。会社の人とランチするのが面倒で、うららかな公園で一人でランチしているほうが気楽な彼女。
自分の今に疑問をもち、突然会社を辞めインドへ旅立った彼女。
こんなに自分の状況とかぶっている小説に、感情移入しないわけがない。
サラッと読めました。大変読みやすい一冊。
モラトリアム思考にはまってしまった、ちょっと厭世的な人におすすめです。
会社は辞められるけど、この世界からは出て行くことはできない。
腑に落ちないことだらけの世の中でも、ここでメシを食わねばならない。
なるほどなあ〜と思った作中の文章であります。
腑に落ちないことだらけの世の中でも、ここでメシを食わねばならない。
なるほどなあ〜と思った作中の文章であります。



