『人は誰でもミスをする』と誰もが言うけれど、そのミスが命取りになる事もある医療。
『ミスをしなかった』と安堵するのか、『ミスをしなくて当たり前』と厳しくするか・・・
また、ミスではなくとも、医療行為を行った結果起こってしまう悲劇に対して、どう向き合うか。
医療に携わる人間の苦悩、不安、恐怖・・・
それを難しすぎず、誰でも理解できるように書かれていました。
とても読みやすいです。
美人内科医として凛とした主人公を強調しすぎず際立たせて物語をひっぱっていく、その文章力は読み手の心をうまく握ってるなと思いました。
あっという間に読破してしまっていました。
瘢痕―殺意の陰に
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テレビドラマの医龍の最終回を視聴した後にこの本を読みました。医龍は、如何にも医療チームを育てていく過程を、スポコンドラマタッチに。一方、「瘢痕」は孤独に1人の女医が、病院という大きな組織に医療過誤の復讐に燃え挑む姿が凄愴感漂よわせながらよく描出されていました。「医龍」はTVドラマしか知らないので正確な対比は出来ませんが、「瘢痕」は著者が現役の医師である事からも分かるように医療現場の実情がよく分かります(某大学病院で薬の研究をした事があるので・・)。最後は、人間関係の機微と女医さんの言葉に涙腺がゆるみました。医師の孤独な葛藤を読みたければ、「瘢痕」はお勧めです。



