話題になっているので購入したのですが、描写がえげつなく苦手な描写でした。
大変レベルの高い漫画だと思うのですが、読者を選ぶと思いこのようなレビューになります。
シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)
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『覚悟のススメ』をかつて読んで以来の山口作品。
かわらずの残酷描写が要注意の物語。
ストーリーは他の方のレビューにすでに多くとりあげられているので、
説明は不要でしょう。私がここで紹介したいのは、登場人物の魅力に
ついてです。
タイトルのシグルイは「死に狂う」、葉隠れの「武士道とは死ぬこと
とみつけたり」の一節を知っていれば、まさにそういう意味です。
その点、主人公の藤木源之助は完璧です。「死に狂う」とは生き方に
対する覚悟です。常に死を念頭に置き、「生」に執着しないことで自ら
を曲げず、動物としての人間ではなく武士としての生き方です。この
「武士」としてのあり方が藤木源之助は完璧です。頭で考えて武士道
を貫くとかそういうレベルではありません。武士道が体に染み付いて
いる、まさに体現者なのです。
だから、
侮辱される→武士としての誇りを守ろうとする→相手を斬り捨てる
ではなく、
侮辱される→相手を斬り捨てる
という感じです。思考回路というものがほとんどなく、身体に刻み込
まれた己の幹というか軸にただ忠実に従いながら、「私」というもの
を捨てさり、ある種「無の境地」のなかで生きているのです。
いや、むしろ藤木源之助は武士道に生かされているのかもしれません。
こういう主人公のあり方は、覚悟のススメの主人公・葉隠覚悟にも共通
しているように思えます。
藤木源之助はカッコいいかと言われたら、わからない。
藤木源之助は美しいかと言われると、そうだ。
かわらずの残酷描写が要注意の物語。
ストーリーは他の方のレビューにすでに多くとりあげられているので、
説明は不要でしょう。私がここで紹介したいのは、登場人物の魅力に
ついてです。
タイトルのシグルイは「死に狂う」、葉隠れの「武士道とは死ぬこと
とみつけたり」の一節を知っていれば、まさにそういう意味です。
その点、主人公の藤木源之助は完璧です。「死に狂う」とは生き方に
対する覚悟です。常に死を念頭に置き、「生」に執着しないことで自ら
を曲げず、動物としての人間ではなく武士としての生き方です。この
「武士」としてのあり方が藤木源之助は完璧です。頭で考えて武士道
を貫くとかそういうレベルではありません。武士道が体に染み付いて
いる、まさに体現者なのです。
だから、
侮辱される→武士としての誇りを守ろうとする→相手を斬り捨てる
ではなく、
侮辱される→相手を斬り捨てる
という感じです。思考回路というものがほとんどなく、身体に刻み込
まれた己の幹というか軸にただ忠実に従いながら、「私」というもの
を捨てさり、ある種「無の境地」のなかで生きているのです。
いや、むしろ藤木源之助は武士道に生かされているのかもしれません。
こういう主人公のあり方は、覚悟のススメの主人公・葉隠覚悟にも共通
しているように思えます。
藤木源之助はカッコいいかと言われたら、わからない。
藤木源之助は美しいかと言われると、そうだ。
残念ながら原作(南条範夫『駿河城御前試合<新装版>』収録、これも凄い作品です)を先に読んでしまっていたので、それとの異同やストーリー展開の仕方、女性(三重、いく)の描き方などを愉しみに読み進め始めました。冒頭の諫言シーン(そういえば、映画『レッドクリフ』にもこういう場面あり)や涎小豆(虎眼流の入門儀式)、舟木一伝斎との因縁(虎眼が彼の下顎を削ぎ飛ばして以来の遺恨)など、原作にはない設定が秀逸。漫画家の創作イメージの膨らませ方がよく理解できた。続巻を読むのが楽しみです。
漫画はどうしてもストーリーよりも絵を先に見るので、絵が下手な漫画は読む気がしません。この「シグルイ」は久し振りに絵が上手い漫画に出会ったと思いました。もちろんストーリーも原作付きですが抜群におもしろいです。このテンションを保つならば何巻も続いてほしいです。しかし一番偉いのは編集部だと思います。こういう漫画の連載によくゴーサインを出したと思います。
知人から薦められて読んでみましたが、一気に11巻まで読みました。迫力満点!真剣勝負とはまさにこのようなことを指す言葉であると実感。



