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イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)
絲山 秋子
価格: ¥410 (税込)

文庫
出版社: 文藝春秋
発売日: 2006/05
ISBN: 4167714019
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 24157位
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映画の原作本として読みました
表題作「イッツ・オンリー・トーク」が最近観たDVDの原作本になっていたので、
すかさず読みました。うつ病の主人公と主人公を取り巻く様々な変わった人たち。
重たい内容も軽く、軽く読み飛ばしてしまえ、とばかりにテンポよく話は進みます。
いくつものエピソードの積み重ねで、ストーリー性はないのですが、一つ一つの
エピソードが、柔らかくて、重くなくて読み易い。読後感は爽快です。

第七障害は、打って変わってストーリー性のある、真面目な小説。
作者はこの軽いのと、泣かせるのと、両方書き分けられる素質を持った方。
さすがに芥川賞受賞作家だなあ、と感心させられました。
共感してる場合ではない
ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー、または、少しぐらいはみだしたっていいさ、って感じか。
でもこんなのに共感するのは、どこかおかしいんですよ、やっぱり。

解説の書店員さんも、ホントにそういうパートナー?が欲しいのなら、実践したのかね。
実際にするはずないとすれば、嘘を書いてはいけない(認めないだろうけど)。

あとは自分で考えてください。
よくマーケティングされた本
やたらと良い評判を聞くので文庫版の発売を機に購入。
良く出来た小説で実に都合がいい。評論家筋の評価が高いのもうなずける。
自分ってちょっと普通の人と違うのかも?とか考えてる自称-感受性の強い人とか、逆に自分の人生って駄目なんじゃって考えてる人とか、自称-純文学通とかが読むと実に面白く頷ける点が多いと思うのだけれども、一歩引いて読むとあざとさが目に付く。解説が書店員っていうのも実に親近感を抱かせるために良く、また書店員の心も掴みやすいので営業的にも良いのだと思う。自分の胸に手を当ててから買うべき本である。
『短篇』小説を読んだ、という気分になれる作品。上手い!
やはり「イッツ・オンリー・トーク」が印象に残る。もう一作の「第七障害」は上手いけど表題作と比べると見劣りしてしまう。★5つは表題作に対する評価だ。

元新聞記者で躁鬱病を患い退職し現在は絵を描きながら貯金で生活している主人公の優子。性に対する考えが独特だ。男の私には正直理解できない部分がある。そして彼女と出会うのは、同級生でEDの区会議員、鬱病のヤクザ、元ヒモのいとこの男、痴漢、バッハと呼ばれるチョットおかしな同級生。登場人物は皆、著者によって一手間加えられている。

優子と男達のひと夏の出会いと別れを描いたこの作品、これがデビュー作なんだよなぁと思ってしまうほど、登場人物のキャラクター、考え抜かれた構成、文章のいずれも完成度が高いし上手い。特に文章は、変な例えだが、小股の切れ上がった文章といいたいくらいにリズミカルでいい。ただ、登場人物のキャラクターはここが限界で、これ以上つくりすぎると嫌味になってしまうギリギリのところだろうと思う。

そして、最後の『オチ』(エンディングとかラストシーンといった言葉よりもこれが一番相応しいように感じる)は本当に素晴らしい。久しぶりに短篇らしい短篇を読んだ気分にさせる『オチ』だった。

著者は純文学系の作家だが、独りよがりの作品ではなく読者に楽しんで読んでもらえる作品を書こうという意識が強い作家なのだろう。
よくある話?
「無駄話」という意味の題名です。

ま、なぜか直感で蒲田に住むことにした主人公とその周りの、ちょっと変わった人たち。

変わっているのかどうかは、何をもって普通とするのかによるのでしょうね。

主人公がいとも簡単にエッチしちゃうっていうか、

で、それが全然生々しくないというか。

セックスというと重いけど、軽いのね。だからエッチ。

わりとどこにでも転がっていそうで、実はそうでもない話なのかなぁ。

それとも反対に、ありえなそうな話だけど、実はどこにでも転がっている話なのかなぁ。




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