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青の肖像 (文春文庫)
小松 成美
価格: ¥560 (税込)

文庫
出版社: 文藝春秋
発売日: 2004/04/07
ISBN: 4167680017
おすすめ度:4
Amazon ランキング: 415204位

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4文庫化バンザイ!
さくっと読める文庫を探してめぐり合ったのですが、涙しながら読む結果になりました。
2004年アジアカップ優勝を見て、その中継時、何度もリプレイされていた前回大会の川口選手の表情。あぁ、そういうことだったのかと冒頭から色んな意味で、涙しました。
人数に枠がある以上、どんなに素晴らしい選手でも、望むピッチに居られないことがあります。調子が上がらず、もがき苦しむこともあります。それを乗り越え、力にしていく選手達。
これからもどんどん成長して欲しいです。
この内容を文庫で読めるとは幸せでした!
小松さんの本は数冊読みましたが、感情移入しやすい気がします。
4あの日々は何回も思い出す必要がある
ざっくり言えば、シドニー五輪とアジアカップが終った後、01年にフランスで大敗し、スペイン相手に守りまくって、コンフェデーションズカップに準優勝あたりを中心とした日本代表の選手たちのインタビュー。

収められているのが川口、俊輔、森岡、柳沢、中田英。結局、中田英と柳沢以外は主力として02年のワールドカップを戦えなかったじゃない、というのはおいといて、改めて当時のことを読みながら振り返ってみると、フランスやスペインに対してフレンドリーマッチを戦うということが、当時は「冒険」だったんだな、ということを思い出した。つまり、日本代表はヨーロッパの強豪にアウェイで戦うという初めての経験に震えていたんだと。

みんなスタット・ドゥ・フランスで5-0で負けた後は打ちひしがれていたし、スペインとやって守りまくって1-0で負けたのを自信が崩壊せずによかった、みたいな感じで語っている。

こうみると、やっぱり日本代表は進歩しているんだと思う。いまは、どんなチームを相手にしたって、スペイン戦みたいに5バックで守るみたいなことはしないだろうから。

文庫版のために書き下ろしたと思う最終章「青を継ぐもの」で中田が語っているジーコへの信頼は本物だろうし「中盤からDFまで、すべてが連繋して補っていきたい。それができるチームだと信じている」(p.231)というのは、まぎれもなくジーコの考えだと思う。

これまでも引いてこない相手に対しては、いつでも互角以上の戦いをしてきた。中盤でボールを支配し、FWが決めてくれれば、きっと「いい結果が待っているはずだ」(p.232)と思う。




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