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悪徳警官はくたばらない (文春文庫)
デイヴィッド ローゼンフェルトDavid Rosenfelt白石 朗
価格: ¥810 (税込)

文庫
出版社: 文藝春秋
発売日: 2005/02
ISBN: 416766190X
おすすめ度:4.0
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不満は多々あれど
「弁護士は奇策で勝負する」で痛快なデビューを飾った、弁護士アンディ・カーペンター・シリーズの第2作。本書には”前回の真犯人は**”といった、もろにネタバレの記述があちこち見られるので、第1作を先に読むよう強くお勧めする。

前作よりもプロットのひねりやサスペンスが増し、ある意味ではおもしろくなっている。だが、不満な点も多く目に付いた。

ある男がアンディに悪徳警官殺しを告白する。アンディは依頼を断るが、弁護士の守秘義務のため告白の内容を第三者に明かす事はできない。ところが、警察は全く別の男を逮捕する。放ってはおけず、逮捕された男の弁護を買って出るアンディだが、恐るべき罠が…。

という、ちょっと変わった興味深い設定。だが、第1作と同様、アンディの非常に近しい人間が事件に大きく関わる展開には、ガッカリしたのも事実。私情がからむ事件は、たまになら良いが、毎度毎度は勘弁してほしい。また、前作で無罪を勝ち取った元死刑囚の、真犯人に対する損害賠償請求といった、前作の出し殻のようなエピソードは、すっぱり省略してほしかった。また結末も、もう少しパンチがほしい気がした。

などなど不満は多々あるが、気持ちよく楽しめる快作である。冷静に戦おうと努めるアンディの自制もあり、私情がらみの話にありがちなドロドロしたところが全くないのが良い。また、アンディの仲間たちの友情や、犬への優しさなど、話に暖かみがあるのもとても良い。



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