~アメーバのように言葉は時代とともに変化するものだと思うのだけど、著者は自分が一番しっくり来るものを「正統」と位置づけて、それにそぐわないものを切り捨てているように見受けられる。しかし、そのわりには補足の項目で前言をひるがえしておいて詫びの言葉もなかったりする。また、中国のことを「支那」と表記している。言葉を論じる専門家であるから、~~それについての説明は、もしかしてすでにどこかに明記しているのかもしれないし、何らかの意図があるのかもしれないが、多くの人が問題視し、差別と受けとめている呼称であるから、使用には違和感を覚える。
全体に口語表現が多い。軽さを出そうとしているのだろうが、客観性や礼節を欠いているように感じる。他人の間違いを指弾する内容だからこそ、もう少~~し、配慮があってよいと思われる。論調が高飛車で、愉快ではない。今の若い世代には、頑固な先生の説教じみた論調はなかなか受け入れられないのではないだろうか。~
お言葉ですが…〈2〉「週刊文春」の怪 (文春文庫)
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